片割れに出会うまでの二人
僕たちが出会うまでには共通点も多くあった。
生まれた時は手がかからないからと、生まれてすぐに保育園に入れられてしまったこと。
親の愛情がいまいち感じられなかったこと。
僕は千葉、彼女は神戸に住んでいたのに一時期だけ京都に住んでいたこと。
しかも、少しだけ時期も被る。
もしかしたら京都のどこかで会っていたかもしれない。
同じようなタイミングで詐欺にもあってる。
何となくで異性と付き合っても、全然満たされずに、とりあえず経験のために付き合っていたところがある事。
特に身体の関係は満たされるものではなく、お互い行為ではいったこともなかった。
彼女は他の人との行為では罪悪感もあったので彼氏を作らなくなっていったと言っていた。
それと、共通点ではないけれどずっと自分の中でキーワードとして残っているような言葉や惹かれる言葉が彼女の情報だったりもした。
女子校、巫女体質、京都の芸大
などなど。
他にも共通点はたくさんあった気がしたけれど思い出せないから、思い出したら書き足したい。
でも、一番の共通点はずっとずっと片割れに会いたがっていたことだ。
早く会いたい早く会いたい、まだなのだろうかってお互いずっとずっと思っていた。
時には自分や出会った人を片割れに寄せてみたりもした。
この人が片割れじゃないだろうか、この辺りでどうだろうかと。
でも、違った。
片割れに会いたい、どこかで待っている気がする、片割れやそういう言葉が気になる。
そんな人はきっとどこかで出会えるのではないかと思う。
準備を済ませたらきっと。
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