新潟2days
久しぶりの更新です。
本当はカナダから後にインターハイ、ツアーオブ九州などの大きなレースがありました。それも記事に
しようか考えていましたが、記事にはしません。
今回のレースは2023年はじめてのJBCF魚沼クリテリウムと経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップの2レースに出場しました。
今回の記事は長めです。最後までご覧いただけると嬉しいです。
このレースにかける思い
今回のレースが始まるちょうど1週間ちょっと前。ちょうどツールド北海道が始まりました。自分も知っている選手がたくさんいて、練習の合間にレースの途中経過などをみて気にしていました。
Xを見ていると,レースが重大な事故が発生中断しているとツイートを見かけました。
時間が経つにつれて情報が正確になってきた時、一枚の写真を見て、嫌な予感がしました。
まさか、そんなことがあるわけない。自分に言い聞かせていましたが、情報が入ってきました。
その選手は一緒に練習をしていたり、お世話になっていた洸太先輩だった。
本当に信じられず、とにかく無事であって欲しい。祈る事しかできなかったです。
翌日一枚の運営が出したツイートを見た途端。
言葉を失った。その日からしばらく本当に何をするにもする気がなかった。
そんな中、レースの日が一刻一刻と迫ってきていた。正直レースに出場するのをやめようという考えが大きかった。でも考えてみて、
「レースキャンセルすることで何になるのか?」などさまざまな思いが迷走した。
自問自答した結果は、出場して、勝って成長したとこを見せるのが一番だと。
きっと洸太先輩は走りに来るし見に来るとも思った。このレース、そして群馬、国体。全てで勝てるようにと思い限られた時間練習をした。
当日も洸太先輩のJPTの番号11番を思い走る。
Day1 クリテリウム
初日はコーナーが苦手にクリテリウム。
コースは1周1.2kmくらい。
そこを15周回で走る。自分のプランとしては、出走人数がかなり多いので前半から逃げを作り小集団スプリントかそのまんま逃げで勝つかの2択。
スタート位置は絶対に2列目以内、コーナーも残り5周を切ったら5番手以内で入らなきゃ、そもそも勝負に絡めないだろうと思った。
スタートはミネルバアサヒの後ろにピッタリくっつけて一列目に陣取れた。
700mのローリングの後リアルスタート。
前半のうちに人数を削りたかったので、ローリング解除後にスタートアタック。やはり直後だったので誰も反応しないことは予測していたので、そのまんま行けるとこまで踏む。一人ミネルバの人が来たので2周くらい二人で回す。
その後その人がドロップして単独で逃げる。
流石に集団もやばいと感じたのかペースが上がって追いつかれた。レース後聞くと、集団のペースが一気に上がり中切れ祭りでカオスだったそう。前々で展開していてよかった。
集団に追いつかれてから中間スプリントも狙いに行こうとしたが、そこで脚を使っても意味がないので、集団キープ。残り5周を切ると牽制が、かかり始める。この隙に位置を上げる。そして残り一周。
1コーナー抜けた後サイタマの人がアタック。
自分は3番手を死守。バックストレートで位置を下げるも3コーナーで全員がアウトに行くので隙をついてインインで3番手に復帰。
そして最終コーナーを3番手で折り返す。
足的には自信があり、コーナー立ち上がりからグイグイ踏んで後続を突き放しゴールスプリント
2023年シーズン後半に入り、ようやく優勝することができました。
ここまで型に当てはまったレースが初めてでした。前半からも動けたのでよかったです。
まずは一勝。
その後翌日のロードコースの試走に佼成の坂上くんと試走へ。コースは下りがカオスで絶対に誰かしら吹っ飛ぶだろうな。と感じました
Day2 ロードレース
二日目のロードレース。
四時起床。シャワーを浴びて、パスタとコーヒーを飲んで出発。
スタートの2時間ちょっと前に会場着。
コースは三国川ダムの周り約12kmを4周回の48km。ロードレースとしては短かった。
コースの印象はスタートからすぐに5分の登りがあり、その後トンネルが4本あり、平坦基調になり残り5kmからは一気に下る。そしてラストは登りスプリントの感じだ。
5分の登りは苦手ではないが、そこでアタックがなかったら間違いなく出遅れる予想はしていた。なるべく登りは前方で入ることを意識しつつも、他の選手のペースに乱されないように自分のペースでしっかり走る。下りも攻めすぎないように意識。
出走が100人を超えていたのでこのレースも前半で展開していく。
一本目のトンネル直後にリアルスタート。
スタート前から雨がかなり降り始めたので、間違いなくどこかで落車はあるだろうと感じた。
コミッセールカーの後ろにぴったり位置取り、リアルスタート初っ端からアタックしていく選手はいたが、フル無視。ところどころ行く選手たちに応じて同県の保土ヶ谷宮崎くんとチェック。レース前にできれば後半で二人で抜け出そうかな的な話はしてた。
1周目は特に動きがなく完了。トンネルは道幅を大きいが、大体ペースが落ちるので、そこでペースを上げてみたり、ちょっと飛び出たりするも全てにチェックが入り、上手く決まらない。最後のトンネル後に狭いコーナーがあるのでトンネルで前方に飛び出したら、後ろからガッシャンガッシャン音がした。ペースも上がり,そこに落車があったらしく、集団の人数が一気に絞られ残り2周で集団は20人いるかいないかくらいに絞られてた。
レースが後半になるにかけてイナーメが連続でアタックをかけてきた。集団追わない人も多かったので、宮崎とNFFUの加藤選手と追走するも、集団はついてくる。
残り6km地点下りの手前でアタック。一応決めにかかったが、うまく決まらず集団がついてきた。
下りはなるべく先頭で入り,自分の速度でコーナーを曲がっていく。後方から抜きにかかる選手も多く何回かヒヤッとした部分もあった。
ラスト一周になるところでイナーメの選手がアタック。誰かしら反応するだろうと信じ,集団に残る。トンネルの手前で集団が追いついた時、アウトバーンの菅原さんがカウンターでペースアップ自分は後方にいたため完全に出遅れた。誰も反応せず、走っていたので、宮崎と加藤選手と鬼牽引し、吸収を図る。
残り7km地点で吸収し集団は一つ。
イナーメの二人がペースを上げていった。
下りに入る時にかけて、後方からカッ飛んでく選手が多々見受けられた。普通に下りで当たってきたりもあったので自分のペースで下っていく。後ろでコケる選手もいたし、前でオーバーランして転けた選手もいたので、下りで攻めるもんじゃないと改めて感じました。下りで集団の人数は8人くらいになり、残り500。
さっきまで逃げていた菅原選手がペースを上げ出した。菅原選手、加藤選手、宮崎の3人誰かしらが前に出たら自分もそれに反応するプランだったので、またこれも綺麗に当てはまった。残り150。ゴールスプリント開始。30秒は自分の得意なスプリントだったのでガラ空きだったインから踏む。
とにかく踏んで踏み倒す。
残り数十m後ろを確認して後方とかなり差が空いていて、勝利を確信。
人生初の2戦2勝。そして2023年後半にして2連勝。素直に嬉しかった。
両日共に苦しい時前に洸太先輩が見えた気がしました。その背中をひたすら追いました。
そして、ゴールスプリントの時もいつもよりうまく加速ができました。こう、後ろから背中を押される感じでした。
まとめ
今回の二日間で自分のやりたい動きができてそれがつながって勝つ事ができたので、自信になりました。7月のネイションズカップで逃げれたこと、8月のツアーオブ九州で勝ち逃げに乗れたあたりから、やっとレースにうまく参加できるようになれた気がしました。
次戦の群馬,その次は2023年最後の大きいレース
かごしま国体。二つのレースしっかり気を引き締めて優勝を狙います。
洸太先輩も見てくれてると信じて。
最後までご覧いただきありがとうございました!
📷内藤
まささん
万釣さん
ありがとうございます!
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