「参加費:note」をはじめた理由
最近、cotreeのイベントで「参加費:note」という取り組みをしています。イベントに来てもらう人に申し込み時点から「感想noteを書いてくださいね」ということをお願いする内容です。
「こんなことを言い出して許されるのは、cotreeとピースオブケイクさんぐらいなのでは」と勝手に思っておりますが、改めて「参加費:note」をはじめた理由とやってみてよかったことをまとめてみます。
はじめた理由
自分たちだけでは届かない層に届けたかった
cotreeの中の人と登壇者の方でどれだけ告知をしても、届かない層は一定います。なので来てもらった人自身に発信をしてもらうことで、来てくれた人たちにcotreeそのものやcotreeのコーチングを知る機会になると大変ありがたいのです。
来てくれる人たちは、noteを書くことを前提とした申込みをした時点で、「参加者」から「イベントを盛り上げてくれる仲間」になってくれていると勝手に思っています。
自分たち以外の意味づけを増やしたかった
企画者は当然、イベントに目的や意味をつけています。ですが必ずしもその意味づけだけで理解をする必要はないとも思っています。来てくれた人たちが感想を書いてくれることは、イベントに新しい意味をつけることです。
How to ではなく、もっと大切なことがわかった
実際に使って人の話を聞けるのは、安心する
cotreeがやっているコーチングのことが、よくわかった
たくさんの人に意味をつけてもらうことで、運営からだけの発信では届かない層に、届けることができます。そういう人たちを一人でも増やしていきたいのです。
満足度に応じた表現を受取りたかった
参加費を1000円や2000円に決めて、対価としていただくことも可能です。でもそれはリターンが一定のものであれば問題ないのですが、イベントの毎回体験が変わるものには定額の対価は適していないと思っていました。
そこである程度まとまった感想をオープンな形でもらうことが、イベントの満足度に応じた表現として適切ではないかと思い、参加する条件をnoteを書くことにさせてもらいました。
おもしろそうだったから
つい出来心で始めてしまいました。参加者全員がnoteを書くイベントなど、見たことも聞いたこともないので、おもしろそうだなと思って。そしたら思ったよりもしっかりしたnoteが大量に生み出されて。ほんとみんな、すごいよ。。
やってみてよかったこと
やってみて初めてわかったことがありました。
思ったよりもたくさんの人たちが書いてくれた
全員に書いてほしいと思っていましたが、正直書いてくれる人が半分くらいいたらいいかなと思っていました。それくらいの期待で待っていたら、前々回のヤマシタさんとはるさんの会では、参加してくれた15名だったのですが、12本の感想noteが生み出されて、「まじか、すごい。。」と驚愕しました。
しかも一つ一つが2000-5000文字くらいの文字数で、それぞれの人が自分の言葉で感想を綴ってくれていました。もう逆にお金をお支払いしたいくらいです。。
イベントレポを書くためにnoteをはじめた人がいた
なかなか驚いたことが、「初めてnoteを書きます」という方がイベントに来てくれたこと。想定としてはnoteを書き慣れている人が来てくれると思っていたので、初めて書く人が来てくれて、しかもかなりしっかりした文章を書いていただけて、改めて「noteの使いやすさ半端ないな」と感動しました。
自分たちのイベントをしたつもりが、新たなnoteの書き手を生み出していたことがわかり、めちゃ面白かったです。
「書いてと言われるとモチベーションあがります」と言ってくれた
これも完全に予想外でした。最初から書くことがわかっていると、むしろイベントに望むモチベーションが上がりますと言ってもらえて、「そんなに前向きに捉えていただいていいんですか、、」と感激しました。
今思い返すと、毎回来てくれた人からの質問がぐいぐいくるのですが、感想noteを書いてくれるくらい主体的な人が多いから、そういう雰囲気になるのかもなぁと。イベントは来てくれる人によって決まると言っても過言ではないと思っているので、いつもめちゃめちゃ感謝しております。
あとがき
イベントでも事業でもチームでも、良い循環を増やしていきたいと思っています。
参加した人が楽しく、登壇して人も楽しく、その楽しさが周りにも伝わり、次回の開催が決まり、また参加者も登壇者も楽しく、周りに波及していく。
サイクルを回す度に少しずつ「いいな」と思ってくれる人が増えていけば嬉しいです。
cotreeに一度でも関わってくれた人、cotreeを一度でも使ってくれた人、一度でも応援してくれた人、そんな人たちは全員残らず、チームcotreeの一員です。
これからもどうぞよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。