鹿島アントラーズ

 4月2日の鹿島アントラーズ対浦和レッズの試合には、驚くべき点が数多くあった。

 まず一つ目の点は、守備の不安定さだ。犬飼は前節の警告2枚による退場で、今節の浦和レッズ戦の出場ができなかった。そのことにより、今節CBを務めたのは町田、関川の2人だ。基本的に町田のプレーには、安定感があり特別なミスも少ないように感じさせられた。しかし、それに反して問題点が多く感じられたのは、関川だ。判断が間違っていることは、少ないかもしれない。しかし、判断をしてアクションに移すまでが遅すぎる。このことが数々の危機に加えて、攻撃のリズムを悪くさせた原因の一つであろうと考えられる。
 

 次に注目したいのは、SBの常本、長戸だ。永戸に関して言わせていただくならば、攻撃では効果的とまではいかなくとも、パスを上手く裁き、良質なクロスもエリア内へ入れることができていた。しかし、DF時には相手の関根のドリブルに全くついて行くことができずに、好きなようにやられていた印象が残る。常本は特別指定選手の去年から、今年になってプロになった。プロ入り後、初?スタメンの試合だったかもしれない。記憶違いならば申し訳なく、謝りたいと思う。プロ入り後初の試合としては、悔しい敗戦だったのではないだろうか。自陣からのパス回しでは、所々、ボールを持ち過ぎてロストする、させるシーンがあったが、基本的には落ち着いてパス回しを行えていたように見えた。攻撃のリズムを作り出す、参加することはできていなかったが…。守備に関しては、対面する明本に好プレーを何度も何度も繰り返し行われていた。PKもだが、クロスから背後を取られたことにより、相手に気持ちよくプレーをさせていたと考えられる。明本は、自分の価値を高めることのできた良い試合となったことだろう。

 


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