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今日の一枚(2023/12/21 Instagram)

ヤドリギ

花瓶に飾られたヤドリギ

私の中でヤドリギといえば、BARのことだったんですけど、本当にヤドリギという木ってあるんですね。実は初めてしりました。
オレンジの実(のようなもの?)とグリーの葉っぱが鮮やかで、色合いは私が一番好きな花であるサンダーソニアと同じ感じです。

寄生する木

初めてリアルにみたので、いろいろと調べてみました。まずは、どんな植物?なのかですが、Wikipedia(私ちゃんと寄付してます)から引用すると特徴は以下のとおり
「ヨーロッパおよび西部・南部アジア原産。寄生植物で地面には根を張らず、他の樹木の枝の上に生育する常緑の多年生植物である。他の樹木の幹や枝に根を食い込ませて成長するが、一方的に養分や水を奪っているわけではなく自らも光合成をおこなう半寄生である。30 - 100センチメートル (cm) ほどの長さの叉状に分枝した枝を持つ。黄色みを帯びた緑色の葉は1組ずつ対をなし、革のような質感で、長さ2 – 8 cm、幅0.8 - 2.5 cmほどの大きさのものが全体にわたってついている。花はあまり目立たない黄緑色で、直径2 – 3 mm程度である。果実は白または黄色の液果であり、数個の種子が非常に粘着質なにかわ状の繊維に包まれている。果実の色は、アカミヤドリギは赤色、セイヨウヤドリギは白色、日本のヤドリギは淡黄色が多い。全体としては、宿主の枝から垂れ下がって、団塊状の株を形成する。宿主が落葉すると、この形が遠くからでも見て取れるようになる。」とのことです。日本のヤドリギは淡黄色とのことで、私がみたのは日本のヤドリギであったのでしょう。ヤドリギは寄生木と漢字で書くこともあり、まさしく他の木に寄生している樹木であるということのようです。

なぜ?この時期にヤドリギなのか?

また、いろいろと調べてみるとヤドリギはクリスマスにも縁のある木のようです。
ということで、またWikipedia(くどいですが、私、ちゃんと寄付してますので)から引用させていただきますと
「古くからヨーロッパでは宗教的に神聖な木とされ幸運を呼ぶ木とされてきた。冬の間でも落葉樹に半寄生した常緑樹(常磐木)は、強い生命力の象徴とみなされ、西洋・東洋を問わず、神が宿る木と考えられていた。人類学 者のジェームズ・フレイザーの著作『金枝篇』の金枝とは宿り木のことで、この書を書いた発端が、イタリアのネミにおける宿り木信仰、「祭司殺し」の謎に発していることから採られたものである。古代ケルト族の神官ドルイドによれば、宿り木は神聖な植物で、もっとも神聖視されているオークに宿るものは何より珍重された。セイヨウヤドリギは、クリスマスには宿り木を飾ったり、宿り木の下でキスをすることが許されるという風習がある。これは、北欧の古い宗教観に基づいたもので、映画や文学にもたびたび登場する。」
ということで、クリスマスにはヤドリギを飾るのはケルト族の習慣のなごりだそうです。
また、宿木の下でキスすることが許される習慣っていうのが、どうやらまた有名らしくて(私はしりませんでしたけど)、その内容は、ヤドリギの下にいる若い女性はキスを拒むことができない、というものです。もし、キスを拒むと、翌年は結婚のチャンスが無くなってしまうというのです。このような伝説から、恋人同士がヤドリギの下でキスをすると結婚の約束を交わしたことになり、ヤドリギの祝福が受けられるとのこと。こんな伝承があるので、ヤドリギは「愛の木」と呼ばれてヨーロッパではクリスマスの飾りになっている側面もあるそうです。
寄生する木でありますが、神聖でかつロマンティックなエピソードも豊富な木であることからクリスマスに飾るには蘊蓄も含めていいようですね。

ということで、今回は自分の勉強も兼ねてヤドリギについて書いてみました。では、また!

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