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週プロの重大発表

私の古巣『週刊プロレス』が7月26日発売号にて「重大発表」があると誌面で告知しました。SNSでは廃刊や休刊を危惧する声もあり、実際、私の元にもそういった類の問い合わせがいくつかありました。

中のスタッフの大半は私の編集長時代と変わっていないため、それぞれと親交はあるものの、私が週プロを離れたのは10年以上前のことです。当然誌面も10年以上見ていないので、問い合わせを受けても現状はわからないというのが実際のところ。その上で一人ひとりの問い合わせに答えるのも大変なので、個人的見解をここに記しておきます。

プロレス界がどん底だった私の編集長時代と比べたら、今は各団体が頑張っていて、プロレス界は盛り上がっていると思います。広告もまったく入らず、自ら営業に足を運んでいた私の時代と違って、団体のオーナー企業からの広告も見込める今は、はるかに恵まれているように見えます。

一方で団体が独自の発信をすることで、専門誌の必要性が減って売上が落ち、昨年の時点で私の編集長時代よりも発行部数が下がっていることも知りました(今はdマガジンもあるので単純な比較はできませんが)。こうした背景もあって、休刊や廃刊を危惧する声が聞こえてくるのだと思います。

会社全体の状況はわからないので、あくまでも個人的な見解になりますが、九分九厘、「休刊や廃刊、隔週化はない」と言えます。なぜなら週刊誌は毎週確実にお金が動くものであり、よほどの赤字でもない限り、止めてしまうことのほうが会社にとって、リスクが大きいからです。

子どもの頃から愛読し、自ら制作して編集長まで務めた雑誌だから願望が入っているかもしれませんが、休刊や廃刊はない!というのが私の見解です。

そして1983年夏に創刊した週プロは今年の夏で創刊40周年を迎えます。この時代に週刊誌で40年は本当にすごいことです。記念イヤーということを考えると、「重大発表」は前向きなものであると予想できます。

たとえば40周年の記念イベント開催や、40周年を機に本誌と並行して無料で読めるWEB版週プロの発足、あるいはYouTubeチャンネルの開設などではないでしょうか。

繰り返しになりますが、中のことはまったくわからないので、あくまでも様々な背景を鑑みての個人的な見解です。

週プロはファン時代とスタッフ時代を合わせると四半世紀くらい共に過ごしてきた愛すべき雑誌です。時代が変わっても、プロレスが変わっても、それに伴い内容が変わっても、長く続いていってほしいと思っています。

今言えることはただ一つ。

40周年おめでとうございます!

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