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まさか!原因は自分だったとは

ここのところ、自分とは何ぞや…どう生きるか…なんてことを考えている。そうは言ってもそんな大層なことではなくて、未婚者だろうが既婚者だろうが男か女かなどは関係なく、多少はみんな考えるようなことで。
「あなたは何をされている人ですか?」
と聞かれたときに、さっと答えが出ないのをどないかしようと考えてたのだ。ずっと、来るもの拒まず
「こんなことできる?」
「できそうだからやってみます!」
そんなお調子よさでちょこちょこお仕事をいただいてきたけれど、それではいかんのだ!と思うところがあったのだ。

仕事を選り好みするという余裕などないのだが、もう少し狭めていこうか?と思い、地元の商工会などに足を運んでみることにした。
なんかモゾ痒いなあと思いながらも、挿絵家・イラストレーター…などと記入した。
数日して、セミナーのお知らせが届いた。イラストレーターさん向けのSNSの利用の仕方…みたいな内容だったので、そういうのに疎い私としては何かヒントをいただきたい!と行ってみることにした。
ホームページの作成の仕方や名刺、ポートフォリオの作り方まで幅広い内容で、色々役に立つ内容だった。
とは言え、いかんせん私もなかなかいい歳で、一応親の会社とは言え働いてもいたので、7.8割くらいは答え合わせの様に「ふむふむ、なるほど、やっぱりね。なかなか私、分かっとるやないか。」てなものだった。ま、それが実際できているかどうかはまた別問題なのだが…。
ただ、こういうことを考えるようになったのは、無い知恵絞って、永い月日を重ねて漸くたどり着いた結果であって、たった一日のセミナーに参加することでここまで知識として入るとは…。私はなんと回り道をしていたのか!と自分でも笑ってしまう。こういうところがのそいのだ。
ひとりで黙々と調べて作業して…そういうことも必要だが、交流を持って人の意見や経験を聞くことも大事なんだと改めて感じることになった。

そして、深く納得したことがある。
絵描きやイラストレーターと名乗って仕事をもらえても、有名じゃないからとか趣味でしょ?などと言って、驚くような安い金額で描いてくれ!と言われる人が多い。もっとひどい場合にはタダで!という人もいる。私はそういう人には幸い合わずに来たが、そういう話はよく聞く。
しかし、「ひどい!」と腹を立てる前に見直さなければならないのは、自分が自分をどのようにプロデュースしたかという点だ。
最近ではインターネットやSNSをうまく使いこなして、肩書きをつけセルフブランディングすれば、だれだってイラストレーターにでも○○マネージメントや○○プロデューサーになれる。でも、やり方を間違えれば、人からは「絵を描くのが好きなのね…もしかして、安くても描ければ嬉しいんじゃない?」
と思われる看板を引っ提げてはいないだろうか?
…そんな話を聞きながらやけに納得した。
「なんでもやってみます!」は便利屋になりかねない。いや、出会う人が悪ければ便利屋になる。私は最近までうまいこと利用されて、便利屋にされていることすら気づかずにいた、おバカである。それもこれも、自分が原因だったのだ。はっきりしないスタンスでいることは良くない。
もっと自分を大事にしたいから、セルフブランディングを誤らぬように気をつけよう。

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