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cheka
2019年8月20日 15:07
そろそろ梨が並びだした。「梨が食べたいなぁ…。こ~んな大きな梨があってな…。」亡くなる間際、もう、お白湯しか口にしなくなったおばあちゃんが呪文のように言ってたのを思い出す。小さい頃、おばあちゃんのお父さんがお土産に持ち帰った、両手で持ってもはみ出すほどの大きな梨。その梨がすごく甘かったことを忘れられないと言うのだ。「美味しくてな…。」そう言って目を閉じた。きっとその味を思い出している。