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生米からつくるおかゆのレシピ

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生米からつくるおかゆのレシピ記事をまとめました。 ※更新停止中 ※レシピの追加はおかゆワールド.comで行っております https://okayuworld.com/
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2020年12月の記事一覧

ゆりね粥のレシピ( 乾燥対策、精神安定、美肌、安眠に )

お正月が近づくと、おがくずに包まれてスーパーに並ぶ「ゆりね」。その名の通り、百合の球根です。 お花のように、かけらが何枚も重なっていることから、歳を重ねる、無病息災……と、連想される縁起物の食材です。 実はゆりねは、超おかゆ向きの食材なのです! ゆりねは、さっと茹でるとシャキシャキ、しっかり煮込むとホクホク・とろとろ。味は栗のような甘みがあり、ゴージャスな甘い香り。真っ白な美しい姿にうっとり… 今回はゆりね粥を愛してやまないおかゆオタクが、ゆりねの長所を余すことなく生

中国風ニラ粥(韮菜粥)のレシピ( 血行促進、冷え性の改善、疲労回復に )

こんなシンプルな材料で、ここまでおいしくなるの…?タネや仕掛けを疑われる、絶品おかゆをご紹介します。 このニラ粥のレシピは、中国のおかゆの作り方をベースに、作りやすくアレンジをしたものです。 最大のポイントは、ニラとお米をごま油でコーティングしてから煮込むこと。 油を使ったのに、油っこさはゼロ。これがすごい。油が旨味を作るのです。 ごま油と組んだニラは力強く、旨味の強さが、日本式のおかゆのそれとは別格です。奥底から身体が温まりますよ。 シンプルで奥が深い「中国風ニラ粥(

芽キャベツ粥のレシピ( 風邪予防、免疫力強化、胃痛の緩和に )

あたらしい芽キャベツ粥に出会いました。 以下の記事をぜひご覧ください!(2023/01/16追記) コロンとかわいいビタミン爆弾「芽キャベツ粥」 生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。 干し椎茸で作る場合、30分ほど水で戻したあと、調理自体が50分〜1時間ほどかかります。ただ、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。 記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!

梅大根粥のレシピ( 胃腸の養生、二日酔い、発熱時の栄養補給に )

二日酔いの朝、モヤモヤっとした胃……空きっ腹も辛いけど、食べたいものが思いつかない……そんなときにおすすめなのが、さっぱりぺろりと食べられる「梅大根粥」です! さっぱりすっきり、食べやすいおかゆです。 このおかゆのポイントは、梅干しのタネも一緒に煮込むこと。梅の種からでた旨味を、大根がぎゅっと吸って、噛みしめるたびにじゅわ〜〜〜。これがおいし〜い! 大根は胃腸の調子を整えてくれるうえ、消化の良いお野菜です。 さらに、梅の疲労回復効果、解毒効果は「梅はその日の難逃れ」と言

スウェーデン伝統料理 クリスマスのミルク粥 Risgrynsgröt のレシピ

クリスマスの本場。北欧スウェーデン。 スウェーデンではクリスマスは家族で過ごす大切なイベント。 そんなクリスマスの朝食やデザートに家族でいただくという、あま〜いミルク粥のレシピをご紹介します。 Risgrynsgröt(リースグリーンスグロート)は、バター・シナモンと煮込んだお米のおかゆ。 食べる直前に冷たい牛乳をかけていただくのが特徴です。 お米がプルプルっと仕上がり、まるでプリンのよう。 ミルクのやさしい甘みと、バターとシナモンの香りが、お口いっぱいに広がります。

ペッパー椎茸セロリ粥のレシピ( 血行促進、高血圧予防、便秘対策に )

暖房や冷房がガンガンに効いたお部屋にこもっていると、どよ〜んと、なんとなく身体が重たい感じになりますよね〜…。 身体の「だるおも」が続くと、気持ちまで下がってきてしまいます。 そんな身体のどんよりを、シャキンとリセットするおかゆを作りました。 巡りをよくする食材を3つ合わせた、ペッパー椎茸セロリ粥です! 脳の活性化・血行促進効果のある胡椒が食欲をかきたてます。 さらに、しいたけ・セロリには、食物繊維や、余分な水分を排出してくれるカリウムがた〜っぷり。 便秘、高血圧、むくみ

鶏豆腐粥のレシピ( 疲労回復、胃腸の養生、ストレス解消に )

芯まで冷えてしまった身体も、じんわ〜り温めてくれる「鶏豆腐粥」をご紹介します! ダシ類は使わず、味付けは鶏肉からでる旨味とお塩だけ。 鶏肉からでる脂でとろみの増したおかゆが、温かいとろとろのお豆腐に絡まって……めちゃうまです。 お豆腐も鶏肉もともに疲労回復効果があるうえ、消化吸収も良いので、クタクタな身体をやさしくいたわってくれます。 花椒や山椒、胡椒などの、血行促進効果のある薬味と一緒に召し上がれば、ぽかぽか効果がさらに高まります◎ じんわり幸せ「鶏豆腐粥」 生米

かぼちゃとあずきのいとこ粥のレシピ( 風邪予防、疲労回復、むくみの解消に )

いとこ粥をさらにパワーアップ!分量・手順を工夫してリニューアルしました。ぜひ以下の記事をご覧ください。 (2021年12月22日追記) ◇ ◇ ◇ 冬至といえばかぼちゃ!冬至のかぼちゃ料理といえば「いとこ煮」! かぼちゃとあずきを甘く煮た、小さな子から大人まで大好きなお味。そんないとこ煮の組み合わせをおかゆでたのしむ「いとこ粥」を作りました。 とろとろ・甘い・あったかい……この3つがそろったら、おいしいに決まっています!そうなんです、めちゃウマなのです……。 風邪

あさり粥のレシピ( 疲労回復、二日酔い、ほてりに )

あさりの旨味に感動する、じわ〜っと幸せなおかゆを作りました! 殻付きのあさりを茹でた煮汁で、生米からおかゆを炊きます。最後の1粒まであさりの旨味がぎゅ〜〜〜〜っと詰まって、それはそれは幸せな旨味…… あさりに含まれるタウリンには、肝臓の機能を高める作用があります。だる〜い二日酔いや、どんよりとした疲労を軽減してくれます。 あさりの殻にはミネラルがたっぷり。 時間をかけてしっかり砂抜きをして、殻をていねいに洗って、殻ごと調理することがポイントです。 すんごい旨味だ「あさ

昆布出汁の鱈粥のレシピ( 高血圧予防、ダイエット、二日酔いの朝に )

2020年、わたしのベスト粥は「昆布出汁の鱈粥」です! お米の一粒一粒がタラの旨味を吸って、初めから最後まで余すことなくおいしい。そして、おかゆで蒸されたタラのふっくら感。最高です。 一日中おかゆのことを考えている、おかゆオタクが胸を張っておすすめする一品です!!!!! タラ(たら、鱈)は栄養豊富で低カロリー。タラに含まれるタウリンは肝の働きを補ってくれるため、晩酌のシメ、二日酔いの朝にもおすすめです。 お出汁に使った昆布もカリウムが豊富で、むくみを解消してくれたり、

れんこんとさつまいものお粥のレシピ( 胃腸の養生、のどのケア、便秘解消に )

シャキシャキのれんこんと、ほくほくのあま〜いさつまいも! 胃腸にやさしい根菜たちに元気をもらえるおかゆです。 れんこんってすごいんです。 胃腸の粘膜を保護してくれたり、喉の痛みを和らげてくれたり、炎症を抑えてくれたり……現代の医学が発達するずっと昔から、人々はれんこんの力を知っていて、薬のように利用してきたのだそうです。 さつまいもも胃腸の調子を整えてくれる消化の良いお野菜です。 ちょっぴり胃腸の疲れを感じている時や、不調時の栄養補給にもおすすめのおかゆです。 根菜の

鶏粥のレシピ( 胃腸の養生、リラックス、美肌に )

米、水、骨つき鶏肉、生姜。調味料は塩だけ。 たった5つの材料で作る、鶏肉の旨味が絶品のとっておきのおかゆをご紹介します。 このおかゆ……ものすご〜〜〜く、手間がかかります…… 材料がシンプルな分、手抜きが露骨に出てしまうんですね〜。 工程自体は簡単ですが、ほとんどお鍋の前に張り付き状態で、丁寧なアク取りが必須です。 でも、そんな苦労も吹き飛んでしまうおいしさなのです。 鶏の旨味が濃厚なポタージュのようにトロッと仕上がり、とろとろのおかゆに絡みます。 手間暇をかけることで

味噌春菊粥のレシピ( 風邪予防、精神安定、胃腸の養生に )

「食べる風邪薬」こと春菊(菊菜)を使った、やわらかな気持ちになれる癒し系のおかゆをご紹介します。 気の巡りを良くしてくれる春菊と、熱冷ましやイライラを和らげてくれる効果のある味噌を合わせました。 疲れた心に、胃腸に、やさし〜い。あ〜…おいしい〜…! 春菊はアクが少なく、生でも食べられるお野菜なので、煮込みはせずに蒸らす程度にとどめました。 味噌味のおかゆの最大のポイントは「味噌の量」! 多すぎてもねこまんまになってしまうし、少なすぎても香りが立たない。 味噌は少量、

白菜きくらげ粥のレシピ( 貧血予防、二日酔い対策、むくみ解消に )

白菜のシャキシャキときくらげのコリコリがたのしいおかゆです。 貧血対策、食感アップにと黒きくらげを合わせたら、ベストマッチ。 食感が主役の、シンプルおいしい仕上がりです! 精進料理ではお豆腐、大根、そして白菜を「養生三宝(冬の三宝)」と呼ぶそうです。 冬の身体が喜ぶ食材ですね。 白菜はお酒の毒を解消する作用があるとされ、消費しがちなビタミンCを補いつつ、身体の水分を調節してくれるカリウムも摂取できるという、大人にうれしいお野菜! アルコールをいただく機会が増える年末〜年度