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Black History Month って?

みなさんは
Black History Month
というのをご存知でしょうか?

あまり日本では馴染みのない言葉ですし
恥ずかしながら、私自身も知りませんでした

1月26日にAppleのUSサイトのNewsroomで
Black History Mouthをお祝い&人種間の平等をサポートするプロダクトを発売しますという記事を読んで、私はこの存在を知りました。

2020年はBLM運動に始まり、その他特定の民族への弾圧など、
人種に関する問題を常に考える1年間でした。

そんな、人種差別に関する興味を持っている今、この記事を見かけて、なんだろうか?と読み進めていき、日本ではBlack History Monthについての記事をあまり見かけないなと思い、今回noteにまとめようと思いました。

将来自分が先生になったときに活用できるように…
という感じで、自分なりにまとめてますので…
読みにくかったら…すみません。

とはいっても、何を読んでまとめればいいのだろうかと…
History.comのこちらの記事を参考に、まとめていきます。

https://www.history.com/.amp/topics/black-history/black-history-month?__twitter_impression=true

Black History Month とは?

まずは簡単に、Black History Monthとは何か?

これは、毎年開催されるアフリカン・アメリカンの功績を讃え、
また、アメリカの歴史の中でアフリカン・アメリカンの人々が中心的役割を果たしてきたということを再認識する時期(記念月間)であり、毎年2月に行われます。

このイベントはもともと、
有名な歴史家であったカーター・G・ウッドソン博士(見出しの写真の人物)らが発案した
「Negro History Week」(黒人歴史週間)
が今このような形で引き継がれているというわけです。

1976年以降、すべてのアメリカ合衆国大統領は
毎年2月をBlack History Monthと正式に定めており、今日まで続いてきました。

今ではアメリカだけではなく、
カナダやイギリス、オランダ、アイルランドなどの国がBlack History Monthを開催し、アフリカンアメリカンの功績を讃える期間としています。(イギリスでは10月)

Black History Monthの起源について

Black History Monthの始まりは、1915年までさかのぼります。
(合衆国憲法13条の奴隷制度が禁止されてから約半世紀のことです)

この年の9月、ハーバード大学で歴史について学んでいた歴史家のカーター・G・ウッドソン博士と、ジェシー・E・ムーアランド牧師は、黒人やその他のアフリカ系の人々の業績を研究、促進するための組織であるASNLH(the Association for the Study of Negro Life and History「黒人生活歴史研究協会」)を設立しました。

ASNLHは、1926年の2月2週目にNational Negro History Weekを主催。
このイベントをきっかけに、全国の学校や地域で祝賀会が開かれたり、歴史クラブが設立されたり、講演会が開かれたりしました。

2月の2週目というと、奴隷解放宣言を行ったエイブラハム・リンカーンの誕生日(2月12日)であり、また、メリーランド州の元奴隷で奴隷制度廃止運動家であったフレデリック・ダグラスの誕生日(2月14日)がこの時期にあったといわれています。

※ NAACP(全米黒人地位向上協会/全国有色人種向上協会)は、1909年2月12日でエイブラハム・リンカーンの生誕100周年記念日に設立されました。

その後数十年の間、全国の年の市長らは、毎年Negro History Weekを行う宣言を発表するようになった。1960年代後半までには、公民権運動と黒人のアイデンティティに対する意識の高まりもあって、Negro History Weekは多くの大学のキャンパスでBlack History Monthへと発展しました。

1976年になると、ジェラルド・フォード大統領は、公式にBlack History Monthを認めました。そのときフォード大統領は、このように国民に呼びかけたようです。

Seize the opportunity to honor the too-often neglected accomplishments of Black Americans in every area of endeavor throughout our history.

(私たちの歴史の中で、あらゆる分野の努力の中で、あまりにも軽視されてきた黒人アメリカ人の功績を称える機会を得ましょう。)

Black History Month 2021のテーマ

1976年以来、毎年全てのアメリカ大統領が2月「黒人歴史月間」を定め、開催してきた。その際、特定のテーマを定めてきました。

今年、2021年のテーマは

Black Family: Representation, Identity and Diversity

Representation: 表す(表現する・描写する)こと、
※ その他にも、「(事実や議論などの)表明、抗議・異議」という意味もあります
Identity: アイデンティティ、独自性、固有性
Diversity: 多様性

このテーマを掲げて、全世界に離散したアフリカ民族及び、アメリカ全土のBlack Familyの繁栄について探求していくのが、今年の黒人歴史月間というわけです。

おわりに

これまで、毎年2月に開かれる黒人歴史月間「Black History Month」について簡単にまとめてきました。もし、ここで興味を持っていただいた方は、様々な文献を用いて調べてほしいなと思います。私も、これからたくさん本を読もうと思います。

冒頭で、Appleの記事について述べていましたが、
私の第二の家でもある Apple Fukuokaで
そのApple Watch Sports Bandを早速購入しました。

https://www.apple.com/jp/watch/ https://www.apple.com/jp/shop/product/MJ4V3FE/A/40mm%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9%E7%94%A8black-unity%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89-%E3%83%AC%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC 

いやー、かっこいいです!かっこいいです!

この色、気になりますよね?
なぜ緑、黒、赤なのかといいますと、、、
Watch Bandを購入した際に、中に説明書きがありました。

この特別なコレクションはパン・アフリカの旗から着想を得たもので、赤は全世界に離散したアフリカ系黒人の連帯および自由と解散のために流された血を、黒はその旗の下に存在が肯定される黒人を、緑は祖国であるアフリカの豊かな自然を表しています。
この旗は、より公平な世界の実現のために払われた何世代にも及ぶ長く苦しい犠牲を表しており、黒人の市民権と人権をおとしめている制度的不平等の廃絶に対する公的な深い関与や献身を象徴しています。

さらに、Apple StoreのWatchギャラリーでは、Black History Monthにちなんだ特別展示になっています。とてもかっこいいので、ぜひ見に行ってみてください!
(入店するには事前予約が必要ですのでご注意ください)


こちらの記事でも紹介がありましたので、ぜひ御覧ください

https://9to5mac.com/2021/02/01/apple-watch-black-unity-retail-store-display/

人種問題についてなかなか話題にならない日本において、
このような活動をしてくれるグローバル企業は、とても有難いです。
私自身、Appleに出会うまでは、
Product Redについてや、LGBTQ Prideについてあまり知りませんでした。

これからもこのような動きにはアンテナを張って、
そして、自分には何ができるかを探していきたいですね。

以上、長くなりましたが、ご覧いただきありがとうございました。

<引用・参考>
・HISTORY.COM EDITORS. "Black History Month" History.com. Retrieved on February 2nd, 2021 from&nbsp;https://www.history.com/.amp/topics/black-history/black-history-month?__twitter_impression=true&nbsp;




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