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外国籍新卒メンバーと働き3ヶ月が経ちました

◯これはインド現地採用から帰国し、2018年10月からメルカリに入った筆者が同じ時期に入社した外国籍エンジニア40人との日々を綴るマガジンです。


昨年10月に40人近く入った外国籍新卒メンバーのサポートいう形で私も同時期に入社し、気づいたら3ヶ月たった。

2週間おきに人が入社するため、いつまでも新メンバー気分でいることはできないけど、3ヶ月たった今もまだ慣れない部分や、うまくいかないことも多い。

私はこの3ヶ月、一体何をしてきたかというと、

写真の通り、こんな感じで、皆が交流する場を設けてみたり、チームのマネージャーの人に新卒の様子を聞きに行ったり、メンターの人の話を聞きに行ったり、

ときには一緒に土日、街を散策してみたり、お茶を飲みに行ったり、

外部からの取材に応えてみたり、エンジニア向けのイベントを開催してみたり、参加してみたり、

まあなんか、いろいろだ(笑)


私が今回、会社に採用になった一番大きな理由は、私に海外での就業経験が有り、

外国籍メンバーの受け入れのため、社内のカルチャーづくりや、外国籍メンバーのコミュニケーションサポートと言ったところだったけど、

グローバルな企業を目指しているからこそ、本当は外国籍メンバーを「グローバルメンバー」と呼ぶのが嫌と、強く思っている。


すごく細かい事かもしれないけど、インドから来たメンバーを「インド人」と呼ぶのも違和感がある。

「インド人」と言ったって、本当にいろいろだから。

だから私は彼らを「インドメンバー」と呼ぶようにしていて、日本のメンバーは「日本メンバー」って呼ぶ。すごく細かいけど、自分なりのこだわりだったりする。

「それはインド人だから」と一括りした瞬間、そこにはひとりひとりの個性がないような気がして、私は好きではないんだ。


私はグローバルメンバーがより働きやすい環境づくりを一つのミッションとして会社に入ったわけだけど「そこには日本人と外国籍の壁がある」と言葉にした瞬間、そこに本当に壁ができてしまうようで、それもできればなくしたい。

言葉は概念を引っ張ってくる。「困ってることがありますか」と聞かれると、困ってることを探してしまう。

でももしかしたら、やっぱり困ってることはあるかもしれない。私には気づかないところで、悩んでいることもあるかもしれない。


言葉にすることで意識しすぎたくないけど、でもやっぱり何かあったらサポートしたいし、そんなことをたびたび考える3ヶ月だった。


とても当たり前のことだけど、皆一人ひとり名前があり、一人ひとり全然違う特徴がある。「インド人だから」「中国人だから」ではなく、それぞれ特徴がある。


インド人は自己評価が高い、なんていう文献はあるが、例えばRozenとかは、はじめての会話のとき「僕なんて全然まだまだで、修行が足りません」とすごく謙虚で

でも「日本の人はIITのメンバーにめっちゃ期待してるから(笑)」とプレッシャーをかけたら「いやいや本当に、やめてください」と、どこまでも謙虚だった。


MLチームのAmanも、自己紹介のプレゼンで「僕は少しシャイです」と書いていて、確かに皆でいるとき、一歩下がっている。でもすごく配慮のきく子で、私が重い荷物を持っている時に、サラッと私のカバンを持ってくれた。


なんとなくコミュニケーションがうまくできず「あの人はこうだと思う」と決めつけてしまうと、それ以上の理解は進まなくて、でも話してみると一人ひとり全然違うことに気づく。


もっと「グローバルメンバーかどうか」という垣根を越えて、ひとりひとりのコミュニケーションがもっと潤滑になるようにしていきたい。もっともっと潤滑に。そこに壁はない。もっとなめらかにしたい。


そんなふうに、バックグラウンドが違う遺伝子を持った者同士が本気で上を目指すことで起る化学反応は、絶対に面白いものになるし、それがもっとスムーズに行くように、私ができることがあるなら一生懸命がんばりたいと、今思っている。


次の期からはこの3ヶ月の振り返りと、さらにまた入ってくる未来の新卒メンバーの受け入れに対する準備が始まる。

私は新卒の彼らの、人生大きなチャレンジを最大限に応援するのが仕事だから、今までのメンバーも、これから出会うメンバーも、会社で活躍できるように、仕組みを整理していきたいと思う。

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