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46歳の私の「何を着るか」問題

最近とある出来事がきっかけで、よし、日々の何てことないことをちゃんと書きとめていくぞ!と奮起したので何てことないことを何てことない文章で気楽に書いていく!


先週、久しぶりに買い物に行って、秋物の服を買いました。サテンのロングパンツとカーデを買った。私は服を買う時にあまり長く迷うことはないのに、この日はなぜだかとっても迷ってしまった。ショーウインドウのマネキンが履いていた大理石のようなマーブル柄のような総柄のパンツが気になってお店に入ったら、マネキンと同じ茶系のシックめな色、差し色に水色が入った明るめの色の2色展開。さあどっちを買うべきか。
両方の色を鏡の前で自分の腰にあててみるも、どっちがいいのか全くピンとこない。

「好きなのは明るめのほうだけど、茶系は秋っぽいしどんな色にも合わせやすそうだなあ…」最初はそんなことを思ってたけど、見れば見るほど本当にマジでどっちでもいい、っていう感情が沸き上がってくる。

こういうシャレたやつっておばあちゃんになったら履かないと思うし、もはやラストチャンスかもしれないよね。
それにしても色で悩む。どっち買えばいんだ…欲しいなと思った服でこんなに「どっちでもいいな」みたいになることある?むしろそれ要る?いらなくない?
おい私、そもそも総大理石柄のサテンパンツってどこに履いていくんや。

本当に悩みの深淵から出られなくなってしまって、その辛い状況を脱するために買ってしまった明るいほうを。買って正解だったかはまだ履いてないので正直わかりません。

ああもしかしたら、ここから先の人生「どれでもいいな、だったら顔映りのいい派手なほうにしとくか」みたいな怠惰な理由で派手な服を買いまくってしまうかもしれない…。
無地のモノトーンやらベージュの上質な服にハイブランドの派手色ミニバッグとヒールを合わせたい人生だった…。
フランスの人みたいにおしゃれで少量の服を上手く着まわしたい…。

服に関してさまざまな感情が沸き起こり、しまいには何が似合うのか、何が好きなのか、何を着たいのか、自分で自分が全くわからなくなってしまいました46歳の私。
今まではそこそこ色んな服を買うのを楽しんだりしてたんだけどな、老いかな?

街ですれ違う人たちを見ると「ああ、この人もあの人も、自分で好きな服を選んで買って着てるんだな、えらいな」という気持ちになる謎の賞賛モードで通勤してます最近。

みんな毎日服を着ててえらい!

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