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2021/04/01 隣町の図書館

4月1日、そうでなくても特別な感じのするこの日、今年は息子が新社会人となるので特別さは格別だ。
でも、この日誕生日の人までが前の学年になるそうで、つまり3月31日生まれと4月1日生まれは同じ早生まれだそうだ。
それを知ったのはもう学生じゃなくなってからだったかな、今もなんだか釈然としない。

昨日夜、派手に転倒してしまった。
敷居につまづいて転びそうになり、手を付きかけたのは石油ストーブで、とっさに手を付いてはいけない、と思って変なよけ方をしてなぜだか後頭部から着地した。
石油ストーブは火は点いていなかったのだが、点いていると思ってしまったのだ。
石あたまが幸いしたか大事には至らず、他にはこれも意味が分からないが手の甲を少し打って内出血したのと、あちこちがゴリゴリするくらいでまあよかったと言うべきかな。
最近、こういうのが多いよ、ほんと気をつけよう。

今日は用があって隣町にひさしぶりに行ったら、見慣れないソリッドなデザインの建物があるのを見つけた。
そうだ、図書館が新築移転すると言っていたが、あれがそうかな、と図書館好きの者としては通り過ぎられずに寄ってみた。

外だけでなく中もおしゃれ―な感じ、でも薄暗い照明はカフェならともかく、図書館にはどうだろう?
カーペットはなぜかあちこちで色の違う極彩色で、赤い部分などは目がちかちかするし。
書棚は低めに作ってあるのは好感が持てたが、一番下まで本が並べられていて、それはここだけではなく図書館にはよくあることだが、まったくいただけないと思う。
しゃがまないと本が取れないし、背表紙の文字も見にくい。
職員の人だって仕事がしにくいのではないかな。
そのうえ、美観を重視してなのか、別の理由か、ラベルの数字が小さくてとても見にくい。

移転前に行った時には、建物は古いけど職員さん手作りの飾りや掲示物がたくさんあって、温かみの感じられる図書館だと思ったが、これでは働く職員さんも戸惑っているのではないだろうか。

極めつけが閲覧用のテーブルの椅子。
大きな美術書を抱えて眺めながらひとやすみ、と思って座ったが、この椅子、樹脂製の座面が固いうえ、後ろに傾斜していて、本を読む椅子ではない。
長居する時は座布団必需だな。

誰が作ったか知らないが、本を読まない人なのかな。
少なくとも図書館を利用することがあまりない人ではないかと思う。
大通りに面しているのに十分な駐車場があり、地方の町としては立地は申し分ないのにもったいない、と言わずにはいられない。
(あまりいいこと書かないので名前は伏せます)

行き帰りに聴いた、前にも書いたピーター・バラカンが紹介していたこのアルバム。
マリの伝統音楽のTrio Da Kaliとアメリカの弦楽四重奏団のKRONOS QUARTETを一緒にしようという発想はどこから生まれたのか想像もつかないが、おかげでこんなに気持ちのいい音楽が聴けることを思う。
見知らぬ国の、背景もよく知らない、歌詞も分からない音楽なのに懐かしく感じるのはなぜだろう。
特に、2曲目『Kanimba』の最後、この終わり方ってなんだっけ、何か他であったような気がしてならないが思い出せない。
ムキー!