2021/04/18 『ボヘミアの魂』
昨夜は強風に何度も目が覚めた。
今日もそれは続き、加えて忘れたころに雨、ときどき激しいアラレという荒天だった。
風が強いと時々あるが、ネット接続がしばらく止まってしまった。
たまにこんな日があってもいいか、休肝日みたいに、と本を読んだり、CDを聴いたり。
聴いたのはルドヴィート・カンタさんのCD『ボヘミアの魂』。
マルティヌーのチェロ協奏曲第2番とドヴォルザークのチェロ協奏曲がライブ録音されているものだが、このうちマルティヌーは2011年のこれが日本初演だったそうだ。
聴きたかったなー…
熱い演奏の向こうに、カンタさんの姿が、指板を行き来する大きな手が、やさしい笑顔が、見えるような気がした。
ライブで聴けるというのは、その人に会えるということでもあり、そのあと音源で聴いたときにもその体験を反芻することでもあるなあと思う。
(ジャケット撮影もカンタさん本人だそうです)
冬物をクリーニングに出した。
冬のコートと礼服ぐらいしかクリーニングに出さなくなってしまったが、今年は特別出すものが少なかった。
去年、気に入って買ったツイードのコートも、とうとう出番がなかったものな。
たまにはお洒落してお出かけしたい。
クリーニング屋の店員さんは、マスク着用やお金の受け渡しと気を遣っている様子だが、あの狭い密室に、それも他人の洗濯ものばかりでは気にしていたらとてもやっていられないだろうと頭が下がる思いがした。
それとは矛盾するようだが、というか、矛盾することそれ自体も含めて、各地の感染拡大状況に心が痛む。
みんな大なり小なり心を痛めていると思っていたけれど、どうやらそうでもない人もいる?
まあ、いろんな人がいるのは悪いことではないし、理詰めで考えるとどちらかというとぽわんと生きている私なぞとは違う結論が出るのかもしれない。
でも、な。
間違った方向の集団心理にだけは取りつかれないようにしたい。