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ワタシ的「やったぜ」感のある一日の作り方

唐突だけれど、私は双極性障害というビョーキを持っている。症状が出始めて25年、治療を始めて10年。もっと早く気づけば、とか、もっと早く薬を飲んでいれば、とか、思うことはいろいろあるけれど、やっぱり私はこれでよかったんだ、という着地点はいつも同じ。

もっと早く気づけていたら、死にかけずに済んだかもしれないし、もっと楽に生きられたかもしれないけれど、きっと子どもたちには会えなかっただろう。ビョーキを抱えた自分がはっきりしてなお、出産に挑める心境にはなれなかったと思う。

私は子どもたちに会えた、夫と巡り会えた。それだけで、死ぬほど苦しんだ私は報われる。私はこれでいい。こんな私だけど、これでいい。

さて、こんなワタシなので、生活、行動、計画すべてに制限が強くかかる。睡眠不安定、よって疲れやすい、睡眠時間が長—く必要、朝は使い物にならない、いきなり着る服が決まらなくなる、よって出掛けられなくなる、出掛けられなかった自分に死ぬほど落ち込む、などなど。

でも私はこれでいい。


こんな予定の立たない毎日を日常として生きる、そして、それでも「充実した生活」をしたいと高望みをする私。こんな私でも「やったぜ」と思って一日を終えたい。そのためには何をすればよいのか、ずっとずっと試行錯誤してきた。

その試行錯誤の成果、ワタシ的「やったぜ」感のある一日の作り方をここに、どどーんと。

①疲れをしっかり取ってから一日を始める
②やることはすべてメモしてから行う
③自分でなければできないことから優先する
④自分でなくてもできることは周りに頼む
⑤「ありがとう」を言いまくる
⑥失敗を潔く認める
⑦寝る前に達成したことを5つ挙げてから寝る

ちょっとしたコツもご一緒にどうぞ。

①疲れをしっかり取ってから一日を始める

(とてもとても贅沢な話だけれど)起きられる時間に起きよう。「よし、あれやろう!」と思いつくまでは布団の中にいよう。それより早く起きても、朝うつで役立たずの自分に落ち込むだけ。

②やることはすべてメモしてから行う

メモする項目は洗顔や食事など、基本的な行動を含めて。だってこれができないからビョーキ。そして、実行した項目にはチェックを入れる。ほら、「これもできた」って嬉しい。これこそが「やったぜ」感。

③自分でなければできないことから優先する

体力気力が限られている人は、やることに厳密な優先順位をつけるの大事。優先順位の低いものを先にやって、疲れて、抑うつになって、できたことも帳消しにするには人生は短い。「これだけは!」ということから実行して、大きめの「やったぜ」感をgetしよう。

④自分でなくてもできることは周りに頼む

自分でなくともできることをやって、疲れて、抑うつするのは、ほんとうに自己否定感を強めるので避けたい。まあ、自分でなければできないことを全部やって、それでも元気が余っている日は、やってみてもいいかも(そんな日はほぼ皆無か、躁うつ状態だけど)

⑤「ありがとう」を言いまくる

「ありがとう」は他人に対する感謝の言葉だけではない。自分の心をやわらかく、あたたかくほぐしてくれる魔法の言葉。相手の行動よりも先に言ってしまうのも効果的。

⑥失敗を潔く認める

できなかったことはできなかったこと。できたかもしれないなんて悩むのはやめよう。数え上げるべきは後悔の数じゃない。「やったぜ」の数。

⑦寝る前に達成したことを5つ挙げてから寝る

これが一番重要。「朝10時に起きられた、顔を洗えた、ご飯がおいしかった、ベランダに出られた、薬を飲み忘れなかった」これでもいい。こんなことも?と思うことでも、数え上げることで「やったぜ」って思えるもの。

お試しあれ!

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