私の新聞奨学生生活⑴セクハラ編
「火のないところに煙は立たない」なんて嘘だ。おとなが本気になれば、火の気のないところに煙を立たせるなんて簡単なこと。そして轟々と燃え立たせて、飛び火させて、女子学生ひとりの人生を燃えカスにするなんて朝飯前。
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新聞奨学生の朝は早い。午前2時半には起きて店内の自転車を表へ出し、作業台を広げ、受け入れ態勢を整える。そこへ2時50分、配達車が止まり、道端へ印刷したての新しい新聞を束で投げおろしていく。
それを作業台へ運び、前日に組んであった