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今日は初めて次男にご馳走してもらった記念日

我が家の次男。大学を中退して、去年の11月から働き始めました。つまり、初任給(正確には初任給ではないけれども)で親になんかするという、アレです。

記念日なので、ついでに彼とのあれこれを振り返ってみたいと思います。

彼の子ども時代

一番印象に残っているのはハイハイが早かったこと。腕の力だけでズリズリしていました。上にお兄ちゃんがいたから一緒に遊びたかったのでしょうね。

活発で保育園でもわりと中心になるタイプ。先生にも可愛がられていて、一日駅長さんに選んでもらったこともあります。いつも周りにたくさんのお友だちがいました。

彼の小学校時代

保育園時代から小学校中学年くらいまでは、1年に一度はどこかに菓子折りもって謝りに行きました。意地悪をしたわけではなく、遊んでいた拍子にお友達にあたってしまったとか、ボール投げしていてガラスを割ってしまったとか。ああ、これが男の子なのねと十分に「男の子の母」を堪能しました。

次男で特筆すべきは、我が家には3人の子どもがいますが、今まで印象に残っている「いい感じの先生」がほぼすべて次男の担任だったということ。運がいいのでしょうか。とにかくいい先生にあたる率はとても高かったです。

そして家庭訪問でいつも言われる言葉「○○君の周りにはいつもお友だちがいます」。

次男が小学5年のころ、私の1年間の北京行きが決まり、次男に「一緒に行く?」と聞いたけど、「日本にいる」ということでした。行く前は忘れ物大王だったのに、中国から帰ってきたら忘れ物などが少なくなってびっくりしたことを覚えています。

そして私がいなかったときの彼の運動会。リレーでごぼう抜きして一着でゴールしたらしく、君の勇姿を母も見たかった。

その他に印象に残っているのは、保育園からの友だちが不登校になったのだけど、家に行ったり、いなくなったら探しに行ったり、こいつは友だち思いだなと思いました。その子のお母さんには今でも感謝されています。

彼の中学校時代

中学の3年間も担任運が異常に良かったですね。担任の先生から可愛がられていましたが、とにかく授業中うるさいと。先生が何か質問したらそれに答えて、そしてその仲間がちゃちゃ入れて、だんだん違う方向に話がいくらしく。

授業を聞いて何かしらの問いかけに答えるまではいいんですけどね。
中学3年の時に、高校受験で学力がグンと伸びたのは担任の先生のおかげだと思います。もう本当に中学3年間、いい先生ばっかりだった。

彼の高校時代

部活の顧問と何かあったらしく、部活を1年生で辞め、それからはよく遊んでいました。そんな楽しい高校生活を送れたらさぞかしいいだろうと思いました。

しかし高校生は進路を決めるとき。

どうするの?進学するの?就職するの?と聞いても「わからん」だけ。もうずっと、それだけ。「したいことがない」と。結局大学行かないと言い出して。それは彼の人生だからじゃあ、そうしたら、と。

進学校に行っていたので、高校では就職のお世話はしてくれなくて、どうするのと本人に聞くと「自衛隊に行く」と。じゃあ、話を聞きに行こうと、自衛隊に話を聞きに行きました。そんなこんなしていた3年生の9月かそのくらいに、急に大学に行きたいと言いだしました。

大学に行くのはいいけど経済的事情から国公立しかだめだよという条件で、秋から勉強を始めました。今までさんざん遊んでいたので今更無理だろうと思っていましたが本人は落ちる気はさらさらなかったようです。思い込みってすごいです。

本当に高校時代は勉強してなくて3年生の秋から勉強しだして、奇跡的に国公立大学に合格しました。すごいなあ。

彼の大学時代

そんなこんなな大学時代。今の時代は大学から実家に成績表が送られてきます。彼の成績表を見るたびに「なんじゃこりゃ」の世界。「不可」ならまだしも、そもそも定期試験を受けてもいない「放棄」が成績表に並んでいました。

一回休学して、復学しても同じこと。最終的にはもう大学をやめるということでした。ちなみに大学時代に一番一生懸命していたのはバイトとゲームでした。

彼の今現在

去年の10月に実家に帰ってきて、ハローワークで仕事を探し始め、11月の初めから働き始めて今に至ります。今の職場は家から歩いて行ける範囲で営業職。本人は営業があっているのか、よく営業先からお菓子やら野菜やらをもらって帰ってきます。

週に3日くらいバスケやサッカーに行き、そして月に2回お花を習いに行っています。今の彼はよく働き、よく遊び、そして自分の興味のあることも学んでいるので、大学辞めて帰ってきてよかったと思います。

なぜ彼の周りに友だちが多いのか

友だちが周りにいるのは相変わらずで、バスケやサッカーも友だちと一緒に行きます。彼を観察していると自分から誘っているんですよね。私だと友だち誘って一緒に行くより自分一人でサクッといった方が楽だと思っちゃうから、わりといつも一人行動なんだけど、次男は一人が嫌だから誰かを誘う。そこが大きく違うのだなと思いました。

「友だち」の定義って一人ひとり違うと思いますが、次男は「一回遊んだらもう友だちでしょ」と、いうタイプ。長男みたいに「自分はA君のこと友だちって思っているけど、A君はどう思っているかわからないから、友だちって言っていいのかな」みたいに考えないタイプ。でもそのくらいの方が楽しく生きられるのかもしれません。こちらが友だちと思えば、あちらがどう思っていても関係ないっちゃないですから。

ごちそうさまでした

そんな彼に、ごちそうになりました。ごちそうさまでした。

人当たりがよくて、穏やかで、楽しくて、ちゃんと稼ぎもある次男。これからも楽しく生きてください。