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人体はマイクロプラスティックに侵されている

マイクロプラスティックによる環境汚染は世界的な問題です。アメリカは国土が広いため、ゴミは燃やすのではなく埋めるのが一般的なので、集積場から地下水を伝って土壌、河川、海洋を汚染し、空気にさえ混じっているという報告があります。

食品への混入もすでに確認されていて、例えば、お高めの3角形のティーバックはかなり汚染されていて、一杯で数十億個のマイクロプラスティックがお茶に混じるそうです。

プラスチック製の哺乳瓶の使用も深刻。日本も含む世界の、プラスティックの哺乳瓶を使う赤ちゃんの便を調べたところ、大人の10倍、1日あたり14,600– 4,550,000個のものマイクロプラスティックが検出さています。

今まではプラスティック容器の添加物が人間の尿から検出されたものの、プラスティックが体内に入った証拠はありませんでした。しかしついに、人間の血液中にマイクロプラスティックが混入していることがオランダの研究で確認されたのです。

健康な成人22人の血液を調べた結果、80%に当たる17人の血液からマイクロプラスティックが検出されました。そのほとんどがPET、ペットボトルの成分です。これまでにもペットボトルの水には相当量のプラスティックが混じっていることが報告されていていますが排便の中にしか見つかってなかったのです。

排便に混じるのは、消化管がマイクロプラスティックが体内に侵入することを阻止している証拠。体内にプラスティックは溜まりません。しかし、血液中に見つかったということは、なんらかの手段で体内に侵入し、蓄積していう可能性が出てきたのです。

今のところ、どのような影響があるかはわからないものの、動物実験などから考えて、あまり良いものではないと考えられます。

まとめ

ペットボトルやプラスティック容器に入った食品・飲み物はマイクロプラスティックで汚染されている可能性大です。環境保護の観点からだけではなく、あなたの健康のためにも、水はマイボトルで、お茶はティーポットで楽しむことをお勧めします。


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