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E資格取得に向けて(その1)

12月も半ば。比較的暖かい日が続き、この時期にしてはトレーニングがしやすいのが幸い。今月中に終えたいことがあれやこれやとありますが、バタバタしている内に終わってしまいそうです。まあ、できることを一つづつですね。

JDLA認定プログラムを選ぶ

前回、G検定に引き続き、今度はE資格の取得を目指すとお話ししました。単純にAI/ディープラーニング(DL)について知っている、利用できるだけではなく、AI/DLを発展させる側になりたいと思ってのことです。

さて、これも前回お話しした通り、E資格の合格率は7割前後と意外に高いのですが、これはE資格を受験するためには、まずはJDLA認定プログラムを修了しなければならないという「カベ」があるから。いくらやる気があっても、自信があっても、いきなり試験を受けることはできないということです。

ということで、私もまずこのJDLA認定プログラムを受講することにしました。認定プログラムは、その名のとおりJDLAによって認定されており、こちらに一覧があります。10以上の様々なプログラムがある中でどれを選ぶか。プログラムには法人向け、個人向け、学生向け、オンサイト(ハンズオン)、オンラインなどの種類がありますので、その中で、自分のニーズにあったものを選ぶことができます。結果的に私が選んだのは、Study-AI株式会社のラビット・チャレンジというプログラム。

個人向けのオンラインコースという基準で選んだのですが、決め手は価格です(わかりやすい、笑)。入会金こそ22,000円かかるものの、その後は月額3,300円というリーズナブルさ。それでいて、このプログラムを修了した人の本番のE資格での合格率が85%超ということで、内容にも問題はないはず。もっとも、実際に受講して思うことですが、このコースが合う、合わないというのは正直あります。これについては、後述します。

まずはステージ0

私がこのプログラムをスタートしたのが10/4のこと。10月から再起動しつつ、学び直しということはお話ししたとおりですが、有言実行ということで、10月早々から受講を開始しました。

E資格ではいきなり受験させてもらえないのですが、ラビット・チャレンジでも、プログラムをいきなりスタートさせてもらえません。まずはスタートテストに合格する必要があります。そしてスタートテストに合格するためには、超AI入門講座というプログラム(ステージ0)からスタートする必要があります。どれだけ回り道をするのでしょうか(苦笑)。

ということでまず超AI入門講座から。この講座自体は簡単なものなので、サクサクと進みます。基本はオンラインでビデオを視聴するのですが、1.25倍再生、慣れてくれば1.5倍再生ぐらいで視聴することができます。

サクサクと一通り視聴を済ませ、開始3日目にいよいよスタートテストに挑みます。スタートテストは60問で、そのうち57問正解しなければなりません。時間制限はなく、途中で参考資料も見ることは自由なのですが、やはり正答率95%は相当なプレッシャーです。仮にダメでも5回までは再挑戦できるのですが、やはり一発でクリアしたい。結果はなんとか58問正解で一発クリアでした。ふぅ。

ようやくステージ1

スタートテストをクリアすれば、ステージ1。ようやくE資格取得に向けた本格的な勉強のスタートです。しかしここからが艱難辛苦の始まりでした。いや大袈裟でなく、本当に辛かった。というのは、ステージ1は応用数学。内容としては、線形代数、微分積分、確率・統計、情報理論。概ね高校の後半から大学前半で学ぶ内容です。

高校で学ぶ範囲はなんとかなるものの、大学で学ぶ範囲は大苦戦。大学でさぼったつけがこんなところで回ってくるとは…。今の大学生はとても真面目ですが、私が大学に入った頃は、受験が終わって大学に入ったら人生を楽しむ期間ということで、学業以外に全力投球(私だけ?)。結果的に行列の計算もぼんやりとしか覚えていません。それをこの歳で一から学び直すことになりました。

いきなりステージ1の講義はくじけそうだったので、ステージ0で用意されていたAIを学ぶための本格数学講座からスタート。本当に0からの学び直しです。その後ようやくステージ1の講義に挑みました。

ステージ1以降は単にビデオを視聴し、テストをクリアするだけでなく、学習レポート(実装演習レポート)を作成しなければなりません。学習レポートは、トピックごとに要点を100文字以上でまとめるということで、サクッと済ませようと思えば済ませられるのですが、せっかくの学びの機会なので、後での振り返りにも使えるように、自分なりにしっかりとまとめることにしました。

その際に悩んだのが、どうやって学習レポートを書くか。学習レポートには、単なるテキストだけではなく、数式やコードも含まれます。もちろん手書きでというのも可能ですが、手が疲れるし、データの流用がききません。一方でコンピューター上で作成するとなると数式の表現が難しそう。

悩んだのは短時間で、少し調べた結果、QiitaというWebサービスを利用することにしました。Qiitaはエンジニアが様々な情報を発信する場。以前からコードを書く際に悩んで検索するとQiitaに遭遇する機会が多く、なかなか面白いサービスだと思っていました。Qiita上でコードを記述できるのは知っていましたが、今回調べてみるとMarkdownという書式を使えば数式もかなり自由に記述できることがわかり、Qiitaで学習レポートを作成してみることにしました。

ということでQiitaで作成した応用数学の学習レポートがこちら。記念すべきQiitaでの投稿1回目です。対数の計算や場合の数といった基本的な振り返りから始まって、線形代数、微分積分、確率・統計、情報理論についてまとめています。ここまでやらんでも、と思いつつ、凝り性が出てかなり丁寧にまとめてしまいました。

ただ、キレイな学習レポートを作っただけでは、ステージ1は突破できません。ステージテストに合格する必要があります。ステージ1のステージテストは23問と比較的少なめですが、合格には22問正解する必要があります。間違えて良いのはわずかに1問!

結果的には23問全問正解でクリアしましたが、正直結構きつかったです。ステージ1をクリアしたのが10/13。始めてから約10日間。E資格を取得する以前に、本当にこのプログラムを終えられるのだろうかという疑問がよぎります。

ステージ2

ステージ1をクリアすると、次はステージ2。ステージ2は機械学習について学びます。(続く)




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