私の仕事e-waldorf 。2009年に始めたときには、わたしひとりの活動でした。つまり、私=e-waldorf 。

その後、法人をつくり、仲間が増えて、私の教室で教える講師も増え、スタッフも増え、チームができてきた。

もう、「e-waldorf = 石川華代」じゃない。わたしひとりじゃなくて、仲間がいるからe-waldorf があるんだから。それに、法人だから、公にも別人格。

これを混同していると、法人の方針と違うことを私はできなくなってしまって、どうも窮屈になってくる。

たとえば今年「水彩幾何学講座」を開いた。水彩も幾何学もシュタイナー教育でやることだけど、シュタイナー学校のカリキュラムには水彩で幾何学を描くなんてことは載っていない。カリキュラムに載ってなければやっちゃいけないなんてことはなく、それが教育の本質からはずれていなければ自由だ。

でも、シュタイナー教育の王道をいくものではない。だから、私がこういう講座を開いたからといって「シュタイナー学校ではみんな幾何図形を水彩で着色するものなんだ!」なんて思ってもらっては困る。

今まで、この仕事をしてきて、私の言ったことがシュタイナー教育のきまりみたいに受け取られて戸惑ったことがあった。

私が言ったことは、私の考えであり、私の経験からくるもの。そして、その場、瞬間に出てくるもの。それが、シュタイナー学校でよく行われていることもあるし、私オリジナルの、私が考え出した教案のことも多い。それを「シュタイナー学校ではみんなこれやってるんだって」と広まってしまったものもある。

開かれた場で活動をしているからこそ、言動に気をつけないといけないなあ・・・と思うのです。

だから、水彩幾何みたいなものも、e-waldorf でやるより石川華代個人のほうがいいのかもしれない・・・なんてことも思いつつ。

これからも、そんなことがいろいろ出てくるのだと思います。だから、私とe-waldorf を別のものにして独立させたい・・・と思いながら、その足場を固めてきた2022年。

どんな形であれ、自由に活動できる足場を作っておきます。


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