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久しぶりのシェア プリズン・サークルを観て

友人のシェアから興味が湧いて、
ネットで調べると今は個人(有志)で上映会をされてるのみ、とわかり、戸塚まで見に行ってきました。

興味が湧いた理由は、
大学時代の少年法の講義を思い出したからです。
当時、講義の中で刑事責任年齢の引き下げについて、議論する一方で、アメリカで行われている加害者と被害者家族のカンファレンスについて教授が実際のカンファレンスの動画を用いて説明してくれました。

それを観た時、加害者の更生を促進する上で必要不可欠だなぁと、思ったことが印象に残ってました。

なぜ、犯罪を犯す人はそこに至ったのか。
その背景にあるものは何なのか。

加害者は被害者や被害者家族の気持ちを理解することはできるのか。
被害者は加害者の心の理解は不要なのか?
また、理解できるのか?

互いに本音で対話をすることで、
双方が、自身には見えていなかったことが見えてきます。

感じてきたことを伝えることと、
相手が感じてきたことを感じようとすること。

人間関係の本質であり、当たり前と思ってしまっていることも、当たり前に出来ているわけではない、事実。

刑務所に入った人たちが特別に相互理解出来ていないのか?
いや、私たちは日常の中でそんなことはたくさん体験している。

上映会が終わってから、参加者同志のワークショップがあったのですが、
そこでは、
映画を観て、自身の何に触れたか
何に気付いたか、

知らない人同士でシェアし合います。

そしてグランドルールとして、
良いこと、綺麗なことを言おうとしない。

とあります。

各々が感じたことから、さらに気付きが深まるとても良い場でした。

映画と、その後のワークショップを通してのわたしの気付き、持ち帰らせて頂けたことはとても深いものでした。

わたしの中の大切な問いと気付きは
・人の源泉となる感情について
・対話の場と質について
・比較から生まれるエネルギーについて

これらを元に、今社会で何が必要なのか、
あらゆる側面から考えられることは多々あり、
しかしそれはとてもシンプルなことなのではないかと。

映画を観たあとは、何とも言えぬ重々しいものが心に残りましたが、
その重々しいものを吐露しながら、わたし自身の本質にも気付き、わたし自身が成し遂げて行きたいことを改めて考えさせられる機会でした。
感謝です。

映画 プリズン・サークル
是非、感想シェアしあいたいです。

制作・監督の坂上香さん始め、今回の上映会を企画してくださった皆さんに心から感謝の気持ちを込めて。



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