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マウイのピンク池

今日は、ピンク色に染まってしまったマウイ島の池のご紹介をします。
(above picture: COURTESY TRAVIS MORRIN PHOTOGRAPHY)
マアラエアと北キヘイの間にあるケアリア池と呼ばれるこの池は10月30日にピンク色に変色してしまいました。色の変化は塩分濃度の高い水域で見られるハロバクテリアの一種が原因とのこと。毒性は、ないといわれてますが、泳いだり、飲んだりしないようにと注意がでています。なお、ケアリア池は海水の2倍の塩分濃度があるといわれています。ケアリア・ポンド国立野生動物保護区が監視を続けています。
発生から1ヶ月経った本日、11月29日現在も、まだ、ピンク色、どちらかというと、ワインレッド色をしていました。ローカルも、観光客も、写真を撮りにきて、話題になっています。マウイは、雨がなかなか降らず、8月8日のあの火災以降も、以前も、まとまった雨がなく、干ばつの状態にあるのが事実なのです。専門家も、その影響を推測しており、さらなる調査がおこなわれています。

米魚類野生生物局提供(2023年11月9日撮影
2023 年11月30日 

この辺りは、湿地帯で、通常は、たくさんの水鳥たちが群れている場所のはずなのですが、あまり水鳥もみかけなく、さらに、ピンクに染まってしまった水以外は、ほとんど、水がひいて、地面がむきだしになっていました。
私が住んでいるアップカントリー地域も、水不足は深刻で、現在も、節水が呼びかけられています。

本来は、水鳥たちの憩いの場
COURTESY TRAVIS MORRIN PHOTOGRAPHY

発生当時は、鮮やかピンクだったようです。
新しい観光スポットのように、たくさんの観光客の人達が、訪れていました。専門家も、このピンク色がいつまで、続くかは、わからないとのこと。
これが、ロマンチックな風景とうつるか、環境問題の結果の不気味な風景にうつるかは、個人の受け取り方ですが、稀に見る風景であることは、たしかです。私自身も、23年間、ハワイに住んでいますが、ピンク池は、初めてみました。

ワインで染まったような色でした。


ケアリア・ポンド国立野生動物保護区の張り紙

はやく、まとまった雨に恵まれて、水鳥たちが、帰ってこれるようになりますように。マウイは、もうそろそろ、クジラたちが、帰って来る時期になります。このケアリアポンド隣接のビーチからも、今年も、たくさんのクジラが見られる日も、近くなってきました。

マウイ現地情報に関して、ご質問等、ありましたら、お気軽にコメント欄にで、聞いてくださいね。

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