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リズムが下手でうまく歌えない??

そういったお悩みの歌手がいて再録をすることがよく有ります。
楽器演奏者であればリズムに対して知識もありそこまで抵抗はないかもしれませんがそうではない人、特に歌手さんは難しいと感じますよね。

どんな克服方法があるか?例を上げます
・ピアノ、ギターで弾き語りができるようにする。
・メトロノームを鳴らしながら歌う
・リズム譜を読めるようにする
・いっそリズムに全振りでドラムを練習する
・リズミカルな曲のコピーをたくさんする

ですね。
自分に合ったもので良いと思います。
リズムが苦手な人は曲の中にどんなリズムが鳴っているかあまり分かってないで歌っているように見えます。例えば、歌は4分音符と8分音符だけど、ピアノは8分音符と16分音符の混ざったシンコペーションになっている、とか、8分音符裏が続いた後最後だけ16分音符裏になっている、
といった事に気づかないまま歌っている、などです。

それの何がいけないの?
と感じるかもしれませんが、仮にアカペラならきっとリズムが下手には聴こえないでしょう、でも他の楽器が鳴っていると?そう、音楽はアンサンブルなんです。歌が主役とはいえ自由気ままにやってると調和を乱してしまいます。
歌のない箇所にオブリガード(カウンターメロディ)が入ってたり、歌と同じラインを他の楽器が弾いてたり、歌が表拍で歌っているから他楽器が裏拍を弾いてたりします。
それらに気づけないと歌が楽器を邪魔し、結果アンサンブルが破綻してします。
それが音源となった時自分のリズムが悪く聞こえる、という現象に繋がってることが多いです。


そのケースの場合は弾き語りできる曲を増やす、が良いと思います。
ちゃんと音源かメトロノームに合わせて練習しましょう。
自分が弾いてる楽器が下手だと歌が歌えない、歌が下手だと楽器がうまく弾けない、となります。ここでは小さなアンサンブルが生まれているのです。まずは最小単位のアンサンブルをたくさんこなすことで自分の中の楽曲に対する理解を育てます。

アカペラで歌っててもそもそもリズムが悪く聴こえる場合
体の中にリズムという概念がまだ根付いてない状態ですね。
その場合はメトロノームを使います。
僕のおすすめは「Tempo」というアプリです。

まずはBPM80からやりましょう。
4分音符で鳴らします、そしてそのクリック音の真裏で手を叩きます。
これだけを毎朝通勤中、通学中の時間に5分程度やります。それだけで大丈夫です。ここでは日本人の不得意である裏拍の強化になります。
自分は手で表拍としている部分を叩き、裏をメトロノームが担っている状態です。そのクリック音を毎朝聞くことで自然と身体に覚えさせます。

80で慣れてきたら70、その次は60です。基本は60〜80の間で好きな数値で大丈夫です。なぜなら60の倍数は120、70なら140、80は160です。
大抵の歌もの曲は60〜160のBPMで作られていますので、そこから先は応用でなんとかなるからです。これ以上早い曲ももちろんありますが、早ければ早いほどリズムを取るのは楽になっていきます。
上記であげた練習で基礎が身についていればまったく問題ないはずです。
(まあBPM200で32分音符だ、とか物理的に難しい場合もありますがそれはリズムが下手なんでなくて物理的になのでここではまた別の話です)

リズム譜の知識を深める
ペーパー上でのトレーニングです。全音符、2分音符
4分音符、8分音符、16分音符、32分音符、4分3連、8分3連、シンコペーション、ポリリズム、シャッフル、スウィング、など楽曲に散りばめられているリズムを知ることで、今まで聴いてきた音楽がまったく別のものに聴こえるようになります。

おそらく「うわぁ〜こんなことにも気づかないまま今まで歌ってたのかぁ〜」と思うことでしょう。

勉強が苦手な人にはちょっと辛いトレーニングになるかもしれませんが頑張って覚えた先には見えてなかったものが見える良い景色が待っているはずです。
独学では無理だ、、、と思った方は是非ご連絡ください。

いっそドラムを始める
僕はドラムが叩けます。アマチュアさんよりは割としっかり叩けます。子供の頃にお茶碗をお箸で叩いて怒られたことがある人は才能があります。笑
そうでなくてもストレス解消になるのでとても楽しいと思いますよ。

右手が8分音符、足は4分と8分、左手は4分裏8分裏16分裏、を叩くことが多いです。
ですから表拍も裏拍もたっぷり身体に覚えさせることができます。
歌と違って体全体で楽器を表現します、これができるようになるとマイケルジャクソンのように体全体を使って歌を歌うことができるようになるのです。
人によってはゴーストノートを歌うようになるかもしれません、ゴーストノートと言うのは
んっ
やっぷ
んっはぁ
あっ
のような、言葉ほどではない息の音や喉の音を入れて歌と歌の間の
「休符を歌う」
のです。ここはとても大事です。休符っておやすみの箇所じゃないの??
と思った方は、まだまだ伸び代がありますね。休符はおやすみではなく休符を歌う箇所と思っておきましょう。

リズミカルな曲をコピーする
最後にこちら、これはとても始めやすく楽しい練習方ですね。
例えば初期のラッドウィンプスや、最近の重盛さとみさんのラップミュージック、その辺りを完コピするのもとても良いと思います。
でも完コピを目指してくださいね!きっと歌えてるだろう、と思ってるうちは自分の知ってるリズムに勝手に置き換えて歌ってるだけかもしれません!それでは新たな自分の能力を育てることにはつながりません。
知らないことを覚える
やったことのないものを覚える
それこそが成長に繋がります!


それでは今回はこの辺で。


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