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ITBでできる,ここ最近のマスタリング プラグイン 1

ボーカルレコーディング&ボーカルプロデューススタジオ Sound SwiftオーナーのKayですこんにちは

レコーディングにミックスに、と忙しい日々に追われなかなか記事を更新できずにいました。
ここ数ヶ月で僕の中でプリマスターのセッティングが変わってきたのでご紹介しようかと思うます。

マスタリングって何するの、、、っていうビギナーの方向けに説明も書いておきますと
マスタリングでは、
•EQで質感を決める
•コンプレッサーで音のレンジ(音量幅)を決める
•温かみのあるサチュレーション(ザラっと感)を加える(必要ないなら加えない)
•ラウドネス音量を決める
•音の中央と左右の周波数や音量を決める

などをやります。
Sound Swiftはマスタリングスタジオではないのであくまでプリマスターという事になりますがそれでもうまくやればそこそこ良い感じになります。

宅録を始めたばかりの人はこの作業をプラグインだけでなんとかならないものか!と思ってる人も多いでしょう。

以前はiZotopeのOzoneがとても優秀なのでメインで使用してやることが多かったのですが流石に飽きてきました。
本来ならマスタリング用のアウトボードを購入してやりたいところですが少なく見ても100万円〜はかかるので今はお預けです。近い将来買います。


まずはコンプ
色々試した事があります、SSL(UAD)、SSL(ネイティブ)、真空管エミュレートのFairChild、Mu(API系)、API2500、などなど
一番好きだったのは真空管のFairChildでよく使ってましたが、こちらは真空管ならではのLOW〜LOWmidの温かさが付加されるので、それを計算してミックスしなきゃ行けないのが煩わしくなってきました
で、最近ではNative Instruments社の、Solid Busコンプ(SSL busのエミュレート)
を使ってます。SSLのエミュレートとしてますが全然音の印象は違いました。元の音を大きく変えないでコンプをかけれる、Make up gainさせるとほんの少しだけ倍音が上がってザラっとして?固くなる?印象もありました。(空耳かもしれない)
でも兎に角ミックスした音が変化しにくくて最近では気に入ってます。

次にイコライザー
こちらはアウトボードの倍音に似たものを加えたいなって思いまして、UADのPultecを入れて結構激し目に上げたりしてます。下げて使うより上げて使う方がいい音になるなっていう印象で、結果としてはザラザラ感、ドライブ感?が出されてデジタル臭さが無くなる感じです。

そしてポストイコライザー
本来は次はM/S処理をしてセンターと中央のバランスを整えたいのですが、Ozoneだと結構変化しちゃうなーっていう印象で(それが良さでもありますが)。Pultecで質感は整えちゃうのでここから先はあまり質感は変えたくない!て思い、fab-filterのQ3で、左右とセンターの音をコントロールする事にしました。こちらはモニターもしやすいし変な個性が乗ったりしないので音のカットにはとても使いやすいですね。
まずは左右でなってる低音をカットしてコントロールします。そのあとボーカルに対して左右のハイミッド〜ハイがどのくらいなってるか確認し必要なら足したりもします。たまにですがボーカルだけが出過ぎてる曲をマスタリングすることがあり、その場合はセンターのミッドを少し下げたりDynaEQしてコントロールする事があります。やらないに越したことは無いですけどね。

ちなみに、ステムデータでミックができたり、自分で制作した曲なら周波数はミックスの時点でバランスよくしてるので、ダイナEQを使うことは無いのですが、他人の曲をマスタリングするときで周波数気になるな、、、って時はwaves社のC6を指すこともあります。

そしてサチュレーター
こちらは、、、まだ迷ってます、笑
これこそアウトボードで出したいですよねぇ。
SSLのFusionのDriveをエミュレートしたものがあるのでこれを試そうと思ってます。ギター用のOver Driveで合うやつないかな?とかも考えますが。

自分は元ギタリストなので硬めの歪みが好きです、現在はiZotopeのTrash2で倍音付加させています。
この辺は硬い系と柔らか温かみ系で人によってだいぶ好みで分かれそうです。

最後にリミッター
こちらも色々使ってますが、wavesの316L、Ozone、avidのPro Limiter、などなど。実はここもまだ迷ってまして、次はfab-filterのL2を試そうと思ってます。まあ、この辺は実はリリースを聴き分けれる耳を持ってればどんな物でもそこまで大きく変わらないような気がするんですよね。一時期fastリリース設定で多段がけ、ていうのも自分の中で流行ってましたが、良かったらお試しください。


こんな感じですね。
音楽は上流が大事、ですのでミックスがうまく行ってればマスタリングも楽ですね。なのでミックスうまくいかないからマスタリングでなんとかしよう!とは思わないで下さいね。
その逆はあるかもしれません、

マスタリングうまくいかないからミックスでなんとかしよう!

ミックスうまくいかないからレコーディングでなんとかしよう

レコーディングうまくいかないから楽曲アレンジでなんとかしよう!

アレンジうまくいかないから作曲でなんとかしよう!

とかね。


Sound Swift
Instagram

https://instagram.com/soundswift(運営に理由不明で消されてしまったので現在審議中)


Web site
https://soundswift.jp/



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