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東南アジアの風景 (251) タイ|バンコク|天国への道タンブン

タイの仏教の教え、タンブン。善行を行う・徳を積む という意味でタイ人の日常生活に沁みついている。
お寺にお布施を寄贈したり、お坊さんの朝の托鉢に参加したり。
徳を積み続けることによって人は天国に行くことができ、来世も幸せになる言われている。

チェンカーンの朝の托鉢

外国人にも簡単にできるタンブン、それは他の生き物を助けること。
具体的にどうするかと言うと。。。

タラート・プルーにて

お寺や市場で売られている生き物を購入して川や海に放すこと。
なんだかよくわからないですが、それで善行となるならやろう、ということです。

プラバデーンの水上マーケットにて

川沿いのお寺にはタンブン用の生き物がたくさん売られています。
どじょう、ふな、亀、スッポンなど。サイズが大きいものほど料金も上がる
(徳もご利益もあがる)。

若い人達も大勢います。

みなさん、それぞれ買ったものをバケツに入れて川に放ちます。

ワット・ラカンにて

放たれた魚たちはまた捕獲されて売られるわけで。。。原価のない商売。
これもお布施のひとつ。輪廻転生に通ずるもの、と信じましょう。

ワット・ラカン横の船着き場

鳩や魚にエサをやるだけでもタンブンになります。

ワット・パクナム

たいていのお寺にはタンブン用のエサが売られています。
お参りのついでにエサやりもしてご利益を上げましょう。

エサを巻くと川底からぶわーっと魚が浮上してきます

サカナ達もよくわかっていらっしゃる。
タイの川や運河には一体どのくらいの生物が生息しているのか。
想像するのも怖いですが、これも Win-win の関係なのかな。
(2011ー2021年撮影)

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