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アジア食日記(40)タイのイサーン地方料理とは

イサーンはタイの東北部。バンコクにはイサーン料理の食堂が多い。
それは、東北地方からたくさんの人たちがバンコクに出稼ぎにきていて、
故郷の味を懐かしむ人が多いからだそう。(定かではありません)

バンコクに住んでいてイサーン料理を食べる機会いはとても多い。
そして好きなタイメニューはイサーン料理であることが多いのです。

代表的なイサーン料理とは。。。
1.ガイヤーン (鶏の炭火焼)
2.ソムタム (青パパイヤサラダ)
3.ラープ (肉や魚のミンチとハーブ和え)
4.サイクローク(ソーセージ)
でしょうか。

タイ人にも観光客にも人気があります

バンコクで初めて行ったイサーン食堂はシーロムにある Hai 。

ここですっかりイサーン料理の虜となりました。

会社がある駅近のイサーン食堂

バンコクのなかでもイサーン料理屋の多い地区、というのがあってわざわざ出かけていくこともありました。
ラチャダーもそのひとつ。
写真右はガイヤーン、真ん中はソムタム、左は豚ののど肉を焼いたコームヤーンです。
みんな美味しい。

近所のフードコートにて

イサーン食堂では何を頼んでもキャベツやインゲン豆などの付け合わせ野菜がでてきます。
生のインゲンを食べるのはタイが初めて。
イサーン料理は辛いので口直しの役割があるのですね。

ウドンタニにて

イサーン地方に旅行にいく楽しみのひとつは本場のイサーン料理。
美味しい上にとても安い。
人数がいると種類多く注文できるので小グループで行くのもいいです。

ウボン・ラチャターニにて
ブンカーンにて

イサーンソーセージのサイクローク。チェーンのようにぶら下がってます。

ナイトマーケットへ行くとイサーン屋台がたくさんでています。

バンコクのイサーンレストランにて

サイクロークイサーンは豚肉、米、春雨、ハーブ、ニンニクが入った発酵ソーセージで、強烈なニンニクの香りと独特の酸味が病みつきになる。

プラーニン(ティラピア)の炭火焼

大きな魚のグリル。ティラピアという淡水魚でタイではプラーニンと言われています。
この魚、日本の上皇陛下がタイに贈ったという話があります。

上皇陛下が皇太子だった時にタイを訪問した際、当時の国王ラマ9世が、
東北地方の人たちの食料難に憂慮しているという話をされた。
そこで、魚類の専門家であった皇太子がタイにティラピアの稚魚を寄贈されたとのこと。
淡水で繁殖力が強いこの魚は、海のない東北地方で貴重なたんぱく源として今も食されているそうです。

2016年、ラマ9世崩御のとき、陛下はアジア訪問のスケジュールを急遽変更してタイに弔問に訪れました。

そのニュースがタイ国内に流れた際、タイのプラーニンは日本の天皇からのプレゼントで、プラー(魚)ニンのニンは明仁天皇の仁から来ているというエピソードが報じられました。

近所のイサーン屋台

その後、夕飯のお持ち帰りにイサーン屋台へ行ったら、プラーニンを焼いていたおばちゃんに「日本のキングからもらった魚だよ、ありがとう。」とお礼を言われてしまった。
なんだか嬉しかったな。
(2011年~2021年撮影)

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