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アジアごはんの食日記

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アジアのあちこちで食べていたものを思い出しています。食レポではありません。ただただ美味しかったのです。
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記事一覧

アジア食日記(60)タイ|バンコクでタイ風ポルトガル料理を食べました

2022年12月。半年ぶりのタイ、バンコク。 在住時には行くことができなかったポルトガル料理のお店へ。 バンコクにはポルトガルから移民の末裔の方々の居住区があります。 詳細はこちらの記事にて。 今回のバンコク滞在でぜひとも実現させたかったのがこの地区にあるポルトガル料理のレストランに行くこと。 ロックダウンでずっとクローズしており、再開されるのかヤキモキしているうちに自分が本帰国となってしまったのでした。 この界隈には幾つかポルトガルレストランがあります。 今回はサク

アジア食日記(59)タイ|お粥は最高

元気があってもなくてもお粥は体に優しい。 以前、タイのお粥カオトムの記事を投稿しました。 今回はもうひとつのタイのお粥、ジョークです。 ご飯つぶが残っているのがカオトム。 ジョークは粉米を煮込んだトロトロのお粥です。 主に朝ごはんとして食されるもので、深夜営業のカオトム屋とは別の専門店で売られています。 トロンとしたお粥をスプーンですくうと豚の肉団子がでてきた。 お店によっては鶏肉やエビ入りを選ぶこともできる。 生姜の細切りが乗っています。 朝の市場にいくと必ずと言って

アジア食日記(58)タイで麺づくし

アジアは日本、中国も含め麺大国。タイも他の国々に負けず劣らず麺類は種類も豊富で美味しい。 タイの特徴は麺の種類が明確に分かれていること。 食べたい麺をその場で選ぶか、その麺の専門店に行くことになります。 透明スープ(ナムサイ)に細麺 ナムサイに中細麺 豚の血入り濃いスープ(ナムトック)の中細麺 ナムトックの太麺 ナムトックの細麺 イエンタフォー(紅麹のスープ)の細麺 スコータイ麺汁なし スコータイ麺ナムサイ バミー(中華麺)のトムヤムスープ バミーのナムサ

アジア食日記(57)タイ|バンコクでマレーシア料理のバクテーを食す

私はタイ料理が好きですが、マレーシア料理も大好き。 とくにバクテー(骨肉茶)はマレーシアに行くと早速食べに出かける大好物。 しかしながら、世界の料理が揃う国際都市バンコクはバクテー屋が意外なほど少ない。 そんな中、近所のスーパーマーケット内のフードコートにバクテー屋ができた時は小躍りしました。 お隣の国の食事なのにタイ人はバクテーを知らない人が多い。 「Tops の中にバクテー屋ができたんだよ。」と会社で社員達に話したらほとんどがバクテーを知らない、食べたことがない、という

アジア食日記(56)タイ|バンコク在住中に食べたのはカオマンガイが一番多い

10年のタイ生活で様々なローカル料理をいただきました。 その中で一番たくさん食べたのはおそらくカオマンガイです。 カオマンガイは日本のタイ料理屋さんにもある蒸し鶏ごはん。 鶏のスープで炊いたご飯、甘辛ダレが食欲をそそります。 フードコートに行くとまずチェックするのはカマンガイのブース。 人気の店には行列ができています。 タイ全土、どこに行っても必ずあるのもうれしい。 会社の近くのフードコートではランチタイムによくお持ち帰りしました。 自分の弁当箱を持参するとちゃんと

アジア食日記(55)タイ|ガイヤーンは食堂メニューの絶対的王者

カジュアルなタイ料理の食堂に行くと、必ずと言っていいほど注文するのがガイ・ヤーン。鶏のグリルです。 たいていの場合、ソムタムとコンビでいただきます。 辛さの違うナムチム(タレ)も必須。 東北(イサーン)地方の定番メニューですが、チェンマイ、チェンライなど北部タイでも、プーケットのような南部タイにもあります。 食堂の入り口で豪快に丸鶏を炭火で焼いているお店もあっていい匂い。 思わず入ってしまいます。 炭火焼きをしている店はほとんどがエアコンもないオープンな店舗。汗をかき

アジア食日記(54)タイ|バンコク|毎年食べいてた暑季の風物詩

毎年4月になると街中に出回る季節料理。それが、カオ・チェー。 氷水に漬けたジャスミンライスを濃い味付けのおかずと一緒に食べます。 もともとは宮廷料理で、暑さで食欲のなくなった王様のために考案されたもの。日本では「冷やし茶漬け」なんて言われていますが、日本のお茶漬けのようにおかずをご飯の器に入れるのはご法度。 旧市街、民主記念塔の近くにある古式ゆかしいレストランにて。タイの伝統衣装を身にまとったマダムたちが優雅にお食事していました。 JWマリオットホテル内のレストランにて

アジア食日記(53)タイ|バンコクで素敵な朝ごはん

2020~2021年。ロックダウン中のバンコクではあちこちのホテルにステイケーションしていました。旅行も帰国もできなかったから精神の安定を保つためです。 今回は前回の記事で掲載できなかった朝食あれこれ。 すべてバンコクにあるホテルです。 リバーサイド、ワットアルンを眺めながらの朝食。山盛りのスクランブルエッグと長ーいソーセージ。王家が利用していた建物を改装した Chakrabongse Villa にて。 Westin Bangkok 。レストランがクローズしていたので

アジア食日記(52)タイのホテルの朝ごはん

最近、日本の旅館での朝ごはんが話題になっていますね。朝食を売りにしているお宿もネットや雑誌で多々紹介されているのを目にします。 東南アジアのホテルも朝食が豪華です。 大型のブランドホテルは豪華なビュッフェ。エッグベネディクトとタイのお粥など、洋食とアジアローカル料理の両方が楽しめます。 タイのローカルホテルもオーナーのこだわりが光る朝食を提供しているところが多かった。 タイ北部の町、チェンダオのホテル。アメリカン朝食を積み上げたディスプレイ。面白いけど食べずらいのなん

アジア食日記(51)タイ|タイのアイスクリームあれこれ

タイのアイスクリームの話3回目。 バンコク在住中に心に残った様々なアイスクリームのことを思い出しています。 2013年頃のこと。近所のお馴染みのカフェにいったところ、「ジェラートを始めましたよ。」とスタッフさんが嬉しそうに教えてくれた。 メニューはテーブルに、というので見てみたら。。。 フレーバー云々よりも併記されている日本語に目が釘付けになった。 なんじゃ、こりゃ。 当時の翻訳ソフトの能力はこの程度だったのね。確かに indulge という言葉は日本語にするのは難しいか

アジア食日記(50)タイ|バンコクで進化し続けるアイスクリーム

前日、タイで人気のアイスクリームチェーンのことを記事にしました。 今回は日々進化していくアイスクリームの話。甚だ個人的な経験談でございます。 いまも、バンコクに行けば必ず訪れるアイスクリーム店。 リバーサイドエリアにあります。 お店の方曰くはイタリアン・ジェラートの専門店であるとのこと。 この界隈は大好きでよく徘徊していたのですが、ある日突然見つけて入ってみたのがきっかけです。 ローカルな街並みから一変して別世界。吹き抜けの明るい店内です。 この一等地でこの広さ。維持

アジア食日記(49) タイ|一年中アイスクリームが食べたい国で暮らすと

暑い国に暮らしていると常にアイスクリームを求めている。 タイでアイスを食べる、となるとまず思いつくのはスウェンセンズ。 ファミレス感覚のアイスクリームとパフェの専門店です。 ショッピングモールの食堂街には必ずと言っていいくらいあるタイ人の心の拠り所。 炎天下を歩いて疲れると吸い込まれるようにスウェンセンに入ってしまいます。 このお店のありがたいところは、通常なら別にオーダーするべき水が無料でついてくること。日本の喫茶店みたいです。 このお店、定期的に季節の商品を出してい

アジア食日記(48)タイ|大鍋料理は旨し:カオ・カー・ムー

フードコートは楽しい。 さて、今日は何を食べようかなとあちこち店を見てまわり、ついにこれにしよう!と決めてオーダー。その途端、やっぱりあっちにすればと後悔するアホな日々。平和です。 悩んで決めて失敗しないのが、カオ・カー・ムー。豚足煮込みご飯。 トロトロの肉に甘い醤油ダレがご飯に合います。 たいていこんな巨大な鍋にあふれんばかりに煮込んでいます。これは自宅の小さな鍋で作るより絶対美味しい。 コラーゲンたっぷり。 本日も安定の味でした。 (2011ー2021年撮影)

アジア食日記(47)ベトナムはフォー以外の麺も激うま

ベトナムへ行くと、ハノイでもホーチミンでもフォーを食べまくる、ということをやっておりますが。。。 もちろん、奥深い食文化を持つベトナムですので他の麺類もすこぶる美味しい。 ダナン名物ミークアン。黄色い平打ち麺の上に肉や野菜がどん、と乗った食べ応えのある一品。スープは底の方の少量あるのでかき混ぜて。 ブンボーは牛肉の入った米麺。フォーよりも太麺かな。ホーチミン・シティの食堂で。 フエで食べたブンボー・フエ。スープは牛肉の出汁が効いてすき焼きのようなコクがありました。 ブ