お部屋の中で感覚遊び
県北の保育園。
保健師さんたちと一緒に子育て支援の時間です。今日は、とても寒くて雪も舞っています。
「こんな寒い日に、おかあさんたちはこどもたちをつれてきてくれるんだろうか?」
「寒い日に、冷たい感覚とか、ぐちゃぐちゃ遊びをしてくれるんだろうか?」
支援担当の保育士さんも それを考えていたようで、2セット用意してありました。
ひとつは、入園してる1歳児さんに 遊んでもらう予定だそうです。
子育て支援は、町の3ヶ所の保育園で行っていますが、それぞれの先生のセンスが光ります。
保健師さんと到着した時には、すでに子どもたちの声が響いていました。しかも、いつもより多い参加です。
早速、子どもたちと触りまくります。
同じように水につけたものでも、お麩はとても柔らかく、高野豆腐はしっかりしてます。
どうすればいいか固まってるこどもたちに
「積み木だよー」といいながら、高野豆腐を積んでみます。3つくらい積むとぐちゃーと傾いて崩れます。
「あー、くずれちゃったー」その声に惹かれて、子どもたちも積み始めます。上手に積み上げるより、失敗するところを見せることが大事です。大人が失敗するところをみせることで、子どもは失敗してもいいんだと安心するらしいです。
水に濡れたお麩は、簡単に千切れます。小さな手が、集まります。お母さんたちがあわてて、袖をまくります。
乾燥したお麩は、ちよっと力をいれただけでパラパラと崩れます。
「すみません、お箸あります」
ちょっと思いついたので、お箸をだしてもらいました。
そっと、そしてねじりながらお箸を当てると、穴を開けることができます。即席のビーズです。
ビーズに、春雨を通してみるとすぐに真似をしてくれましたが、春雨が濡れているので、ビーズもすぐに崩れてしまいました。
高野豆腐は、小さな手でも、ぐーっと握るとお水が出てきます。「わぁ!力持ちだー」というと喜んで続けます。
(ジャックと豆の木 で、ジャックは石を握りつぶして巨人に、力持ちであることをアピールしました。あれはチーズだったけどね。)
お箸を見て、手を出した子もいます。素手ではさわれなかったのに、お箸を見ると持ってみたくなるみたいです。
一所懸命、お箸に挑戦してたので、2歳くらいなのかとおもったら、まだ1歳になってないそうです。
すごいなぁ。
春雨は戻し時間が短かすぎたのか、プラスチックのような触感でした。高野豆腐にお箸で穴を開けて、そこに春雨を通したり、リボンのようにむすんで「プレゼント!」というと、手を出してくれます。
集中する時間はそれぞれです。すぐに飽きて広いフロアを走り回る子もいるし、暖かいホットカーペットから動けない子もいます。
お母さんが面白がって「これおうちでも、やってみようかな?」と言われると私たちもとても嬉しくなります。
そして最終形態は、
ぐちゃぐちゃ
おもしろかったねー。
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