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ちょっとマニアックかもだけど、知っておくと良いよ!な身体のこと 後篇

前回書いた日から、かなり経っちゃった・・・
続きを正直書けるのか?と、ちょっと萎えてた^^;
だけど、折角なので書いちゃいたい。

前編では、おおよそな概念について書いて
中編では、筋肉と骨について書いたのでした。
後半では、とってもシンプルなことについて。

先日こちらのブログで書いたことだけど
人間の脳は慣れてる事に関しては、ほぼ放置状態になりやすいのですな。


意識しなきゃ、となるのは、何かしら問題や気づきが起きてから。
普段慣れてることに再び意識を向けるのは、とってもエネルギーが要ります。だけどエネルギーを向けることに、大切な意味があるのだな。


最近「寝る」ことについて、意識を向けてます。
電車の中で寝る、ヨガマットの上で寝る、床の上で寝る、お布団の上で寝る、(いつも眠くて・・・)

疲れてるから寝れるんじゃない?と思われがちだけど、私の感覚の中ではパーソナルスペースが確保されて、そして肌感覚が馴染めたら、どこでも寝ることができます。
反対に、アカン、ここだと寝れん、と言う時は、怖れとか落ち着かないと言った違和感を感じてる時かもしれない。
それは皮膚がもたらしてくれる触感や、周りの空気の安心感を察知してるからこそ。(襲う人が居ないとかね(笑)

触感が出してくれてるセンサーで、あとひとつ面白いことがあります。
身体は、固い場所で寝ると柔らかくなり、柔らかい場所で寝ると固くなる。

これをですね・・・長年踊ってる経験からこの固さの床なら、どの位の力で動こうかなとか、即反応しちゃうわけです。
だけど立ってるから、重力がまともに関節に乗っかってくるし、固い床の場合、跳ね返る身体への衝撃も強い。
それならば、どの位の力で足首使おうかとか、プリエの仕方を工夫して重心をどう移動させようかなどを、床を感じながら調整してますね。

「この床、固いねー(もしくは)柔らかいねー」と言う言葉は、ダンサー達が、足裏で感じ取る触感からきています。
熟練してる人は、固い床でパワー全開にするのは、絶対一回だけ(笑)
なぜなら環境に対してすごく微調整して、良い力の塩梅を探すから。

もちろん、毎回全力投球もしてるんだけど、とにかく力の塩梅を探す。
だけど前編にも書いたけど、自分の体重をガンガンぶつけて動く人は、どんな良い場所であっても、身体を痛めやすい。
自分の体重を使って、最終的に自分を破壊することになっちゃうのです。
(もちろん、やってる内容にもよりけりだけど、バレエのレッスンで身体破壊してしまうのは、やり方がまずいです)



日ごろから大人の方にバレエを教えていたり、自分が受けているバレエクラスで、とてもレッスン頑張ってる大人の方達を見ていて
「彼女達はバレエを教わることに対してはものすごく真面目だけど、自分の力をどう配分して使って良いか、正直殆ど全く分かってないんじゃないのかな。」と感じています。

そしてこれをレッスンで伝えても「????」となる方も、現実的にいらっしゃる。
分からない・・と言うのも、今の状態。だからそれで良し。
分かるようになった、と言うのも1つの進歩。だからそれで良し。

知識を受け取る分、自分で同じぐらい考えて行うことが、結果自分を守ります。大切なのは、分からないからとそっぽを向かないこと。
上達したい!技術を磨きたい!と言う気持ちを叶えるには、自分のことをまずは冷静に知ってみましょ。
踊りたいなら、体は最高のツールになりえますから(*^_^*) 
(では一旦終了!)





★主宰しているバレエスタジオのHP。大人の方歓迎です。

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