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アジアの恋①

「アジアの恋」   ①出逢いは婚活アプリ

■2018年10月、私はカンボジアへ飛んだ。アンコールワットの町シェムリアップ在住の日本人49才バツイチ女性との婚活で。

私は2015年に離婚。2-3人と交際したが合わず。

2018年春、バカにしてた婚活恋活アプリや見合いパーティ試すと悪くない。いいね!や意中の人投票マッチング!恋愛ごっこみたいだが、青春時代の恋が甦った。いいね!程度だが、告白するされるのはイイ。

50代後半でアプリや婚活パーティーとか恥ずかしい。ところがいざ飛び込むと熟年離婚中心にワンサカいた。今の50、60代は若い!団塊70代も。

が、私の譲れない趣味=後発発展途上国(最貧国)バックパッカーで話が合う人がゼロ。シンガポールやバリとかバンコクまではいるが、

「いゃ〜バングラデシュとか面白いよねー。ゲストハウス門限間に合わず、夜中2時にダッカ駅に行ったら50人ぐらい床に寝てた。サイコー!こりゃインド以来。嬉しくてオレも一緒に寝たよ。ベトナムも道路はバイクの洪水だし」

という話題に誰も反応しない。

ふと、婚活アプリのペアーズで「アジア」「中南米」「アフリカ」「中東」在住の女性を検索。当時59才だったが、2-30代は若過ぎで最初からスルー。話が合うのは「40代〜のバツイチ」が多かった。

すると国内より反応がイイ。海外在住、それも発展途上国の場合、たぶん日本人男性からのアプローチは少ない。競争原理で有利なのだ。

まさにランチェスター弱者必勝のパターン。恋愛もビジネスと同じだと気づいた。

豪州やトルコ、ミクロネシア在住の女性など意外にスグいいね!マッチング。しばしメッセ交換したが盛り上がらない。

■カンボジアとの出逢い

ある時、カンボジアのシェムリアップ在住49才バツイチ美女を発見。海の砂浜でレインボーのビキニ姿があったが、それはたぶん昔の写真w。石川さゆり似だがこっちの方がはるかに美人で魅力的。

なんと日本で数社を渡り歩き、バックパッカーやりまくってカンボジアに移住。現地で旅行やゲストハウスなど複数の仕事を請け負ってるパラレルワーカー?最高の経歴ジャン!

いいね!何度もすると、意外にスグマッチングでメッセ交換数回。

これは運命の人だ。スグ逢いに行こうとメッセすると「お待ちしてます!」やった。カンボジアは2007年の世界一周以来。

彼女はシェムリアップ在住だが、プノンペンも久々見たい。2007年の段階でタイに比べるとはるかに後進国で、車もボロな中古がチラホラでバイクも少ない。自転車の方が多かった。

街の看板に当時から中国語の漢字が多く、今の中国植民地度も見たい。その後に現地バス8時間でシェムリアップへ行こう。

プノンペン行き格安ベトナム航空はホーチミンで3時間ほど乗り継ぎ待機。ふとペアーズでプノンペン在住者を検索すると現地カンボジア人もパラパラ登録してた。

日本語の婚活アプリだが、日本や日本人に興味ある外国人もカタコトで登録してるのだ。

ベトナム人はワンサカいるが、カンボジア人は数名程度。一人ひとりプロフィール見ると、一人だけ顔じゃなくアンコールワット遺跡が。たぶん容姿に自信ないんだろう。

クリックして他の写真を見るとクレオパトラみたいな写真が。笑笑。ありえん。こりゃサギだ。カタコト日本語でプロフィール書いてるが。まぁでも飛行機出発まであと30分しかない。

とりあえず「いいね!」すると数分程度で「マッチング」の知らせ。やっぱ怪しいw。が、

「どうも!今から1時間後にプノンペン空港に着く。晩飯でもどう?ディナー!ディナー!」

「あなたプノンペン来ますか?」

「行くよ。今はホーチミン空港だけど、夜のおしょくじしませんか?」

「ちょっとまって」

■■■■■■■■

全く期待してなかった2-30分後

「行きます」
「ほんと?」

「プノンペン空港ですか?」
「そう。じゃあ空港出た外でまちあわせ!」

「はい」

おーやった!やれば出来る!

※婚活アプリも見合いパーティも9割以上はフラれるが、バットを振る回数に比例して当たり出す。新規開拓営業や広告の成約率も1%以下。今回もまずは当たった!ヒットかアウトか、ポテンヒットか。はたまた二塁打かホームランか?打席に立たない人には永遠にチャンスは巡ってこない。

プノンペン空港出て、水の出ない噴水?の前で待つも、5分10分20分待っても来ない。

昔、ダスキン伊藤と池袋のテレクラで電話受けまくりの末、やっとマッチングして待ってたが、1時間経っても来なかったことを思い出した。

こういう婚活アプリはサギが多いんだよ。タップル誕生とかYahoo!も酷かった。ペアーズは真面目が多い感じがしたが、ここはカンボジアだし、こんなの来るはずないじゃん。

30分以上、いや1時間も経ったかな。完全に諦めて呆然としていると

「アノ〜、◯×◇×デスか〜」

と背の高い女性が腰をかがめ、座ってた私に声をかけてきた。165㎝とペアーズのプロフィール通り。顔が夕日の逆光でハッキリ見えない。

目を細めると、もの凄い美女が微笑んでる。

「ウワッ!ホントにキタ〜!」

そう思った瞬間、私は空港の四方八方をさりげなく観た。これはマフィアかカンボジア蛇頭の仕業だ。たぶんオレはヤられる。

つづく。続かないかも。以下コラム候補

1、婚活アプリや見合いパーティの詳細
2、未婚2割、離婚3割、既婚の7割仮面破綻?
3、国際結婚の実態。騙され率
4、熟年離婚の実態、再婚率や方法
5、私の結婚と離婚と婚活と不倫

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