日々と共に或る音 2018年に聞いた音たち

家族と共に暮らす日々の中で流れる音楽、楽しむ音楽。
2018年はいっしょに聞く音楽の楽しみ方をゆっくりはじめられたよい年でした。
そんななかで印象深い音、素敵だなぁと思った音たちを記しておきたいと思います。

Youtube編
家族みんなでお手軽に楽しめるのである意味一番よく聞いた曲たちかもです。
映像込みなので歌が味わい深くそしてパフォーマンスもまた素敵な方たちに
みんなで夢中になったものです。
 菅原洋一 / 愛の嵐
グルーヴィー歌謡でかっこよし。何気にデュエットもの。東海林修のアレンジが冴えます。

 美空ひばり / 東京キッド、お祭りマンボ
何度みても桁違いの歌唱、パフォーマンスにぞくっと。

 石原裕次郎 / 赤いハンカチ、嵐を呼ぶ男
ドラムバトルシーンはやっぱ良いもの。若いときのかっこよさはいいもんです。

 Andy WilliamsとTony Bennett
歌の上手い人たちをご飯の時に良くみていました。
心落ち着く声と歌にうっとり。ムーンリヴァーや我が心のサンフランシスコ等々。

 Caterina Valente
60年代後半ボサノバ等をディーンマーチンやいろんな人と共演するカテリーナの映像が意外といっぱい残ってどれも素晴しく。ギターとパフォーマンス、しゃべりも面白く。やっぱ大好き。

 Nicholas BrothersとSammy Davis Jr.
タップダンスの動画もいろいろと。古きよき時代の名人としてニコラスブラザーズという人たちがいたんだなぁと知ったり。ステージパフォーマンスありきなのでレコードしか記録がままならない時代だった当時ゆえ今にその素晴しさが伝わらなかったのかなと。でもYoutubeが出てきてこうしてタップダンスの楽しさが気軽に楽しめるようになったのはよいなぁと。

CDとレコード編
おととしに素敵なモノラルオーディオがおうちにやってきて、おうちの中心にオーディオがあって、良い音で気軽に楽しめる環境になりました。
それらをはじめとして昨年親しんだCDやレコード、音源たちを。

(イージーリスニング)
 Gordon Jenkins / Stolen Hours
古きよきイージーリスニング、ストリングスと滑らかな音の調べが味わい深く。
 Stanley Black / Moonlight Cocktail
イギリスの名ピアニスト。ラテン物でおなじみですが、ゆったりとしたイージーリスニングも素敵なおもむきがあります。
 Paul Phillips & His Band / The Sound of Midnight
アレンジと指揮はFly Me To The MoonやFeverでお馴染みのJoe Harnell。リズムもふんだんに取り入れ、グルーヴィーでとってもお洒落。
 Burt Bacharach / Make it Easy on Your Self
問答無用のイージーリスニング名盤。奇跡のような音とアレンジのひらめきがたくさん詰まった素敵なアルバム。
 Herb Alpert & Tijuana Brass / Warm
A&Mの重鎮らしさ溢れるポップかつイージーリスニングの名盤。ブラジルの作曲家を多く取り上げており、隠れブラジリアンとしても楽しめる一枚。

ジャズとヴォーカル
 Andy Williams / Happy Heart、Love Story
2018年は家族で彼の歌の上手さをじっくり堪能。ムーディーなものはもちろんFor Once In My Lifeのヴィヴィッドなリズム感抜群の歌唱もまた素敵。
 Toots Thielemans / The Soul of
名手レイブライアントトリオを従えての作品。音数が少なくシンプルな演奏。しかし何度も聞き込んでしまう粋と音の旨みは最高です。
 Jackie and Roy / Lovesick
ジャケも中身も最高のデュオヴォーカル。ゆったりから高速ジャジーまでキュート。ずっとフェイヴァリットです。
 Singers Unlimited / Friends
静かにゆったりとした巧みの技のコーラスワークが楽しめる一枚。彼らはどれもはずれなし。ずっと聞いていられます。
 Bloosom Dearie / Winchester in Apple Bloosom Time
静謐さをたたえ、やわらかく暖かいひととき。彼女の音が家を満たす時の幸せな気持ちは忘れられないものです。
 Sarah Vaughan / Crazy And Mixed Up
ジョーパスが寄り添い作られた一枚。80年代でも揺るがぬ歌唱の旨みとすごさ。名手とのせめぎあいも凄いものです。
 Till Bronner / The Good Life
トランペッターでありヴォーカルもうまし。チェットベイカーのような甘さとジャズの語り口の粋さはとっても癖になります。

ポップロックシンガー
 Kenny Rankin / Silver Morning
胸に心地よく響く唯一無二の歌声。そしてとてもお洒落に暖かい音たち。
 Art Garfunkel / Watermark
ジャケットアートと彼の歌声の素敵さ。配信では味わえない物と音が一体となった価値の素晴しさが味わえます。

日本のポップス
 比屋定篤子 / 風と鱗
KIRINJIの千ヶ崎学さんプロデュースによる最新作。昨年は主催のイベントでも笹子重治さんと共に素敵なライヴを披露していただきました。素敵な曲、歌たちが詰まったアルバムを何度も聞き思い出深いものに。
 KIRINJI / 愛をあるだけ全て
昨年でたこの新作は奥さんといっしょに本当によく聞きました。ポップで曲がとっても良くそして兄高樹の歌の上手さも新鮮で。ずっと聞かれるべき名作。
 畠山美由紀 / wayfarer
冨田ラボさんと組んだ新作。待ちに待ってました。モダンさと畠山さんの歌の素晴しさとよきブレンド具合がたまらない力作。いろんな人に聞かれるとうれしいものです。
 Yamada Hidetoshi / How Do You Do?
名セッションピアニスト山田秀俊さんの作品に出会えライブに行けたのも良い思いで。80年前後AOR全盛にリアルタイムで出された名盤といわれても信じてしまう驚異のクォリティー。今年もまた山田さんのライブに行きたいなぁと。
 Gontiti / Strings with Gontiti
情感豊かにドラマティックな彼らの姿をとらえた一枚。聞き進むにつれ祖の世界観にじわじわと引き込まれます。

ラテンとワールド
 Caetano Veloso / Fina Estampa
カエターノのスパニッシュアルバム。古きよきラテンの歌もカエターノにかかれば全て艶と貴賓にあふれたカエターノ節に。
 中村善郎 / SIMPLES
ジョアンジルベルトの作品にじっくり取組んだ作品。ボサノバの真髄に真っ向から取り組み体現するすごさ。
 Ozzie Kotani / KANI KI HOA'LU
美しいメロディのスラックキーギターの名手。ずっと聞いていられる心地よさ。

(最近の作品でいろいろ気になったところを
最近の作品ではやわらかく細やかに音を作り上げてるものがお薦めで流れてきて自分でも気に入ってたりします。ゆったりとランドスケープを聞き進めると徐々に像を結び出来上がっていくような体験。この辺りはスマホで聞くが故の印象も大きいのではと。
yossy little noise weaver / sun and rain
王舟&bioman / villa tereze
ザ・なつやすみバンド / Phantasia
Patricia Marx / Nova
空中泥棒 / Crumbling
AOTQ / e-muzak
原ゆうま / The Days
Tsudio Studio / Port Island
tofubeats / RUN
Ssiter Hazel / Heartland Highway
HLAFBY / Last Aloha

パソコン音楽クラブ / Dream Walk

さて今年はどんな音に出会えるのか。新しい音も古い時代の音もいろいろどんなとに出会えるのか今からワクワクです。


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