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精神科医、●▲■

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とある精神科医が経験した症例集。 笑あり、悲しみありの、ちょっと不思議な物語。 尚、プライバシー配慮のため、論旨を変えない程度に脚色しております。
医師歴20数年の現役医師の経験をご紹介します。
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#病院

精神科医、進路指導する。(後編)

【精神科医、進路指導する】十二月、師走。 師走の「師」とは僧侶を意味するそうだが、この時…

精神科医、進路指導する。(前編)

皆様、こんにちは!鹿冶梟介(かやほうすけ)です。 唐突ですが、皆様は「進路指導」をしたこと…

精神科医、「君の名は。」(後編)

【精神科医、立ち会う】 定刻通り鷹山病院に2名の警察官が姿を現した。 身元特定のため、鷹…

精神科医、「君の名は。」(前編)

皆様、こんにちは!鹿冶梟介(かやほうすけ)です! 藪から棒で恐縮ですが、”全生活史健忘”と…

精神科医、狼じいさんと会う(前編)

みなさま、イソップ寓話の「嘘をつく子供(狼少年)」の話はご存知ですよね? 羊飼いの少年が、…

精神科医、プレゼントをもらう

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精神科医、患者に殴られる

精神科医に限らず医療従事者の多くは、一度や二度、患者に殴られたことがあると思います。 暴力は決してあってはならないものですが、背景にある原因や理由は実に様々...。 今回は、私が医師になって初めて患者さんに殴られたエピソードをご紹介します。 【精神科医、引き受ける】精神科医が研修医だった頃は、いわゆる「初期研修制度」が導入される前であった。 このため病院によっては研修医でも一人で当直を任された。 今考えれば、恐ろしいことであるが、当時はそれが当たり前だった。 ある