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そこに愛はあるんか?〜カヤワーク 餞別編〜

2023年移籍展望、前半のカヤワーク読んでくれた皆さんありがとうございます!
残り「サイドアタッカー」「CF」の発表後、ここ数年の鳥栖の移籍市場について思うことを少し。

サイドアタッカー

「サイドアタッカー」という言葉の本質はさておき、今の鳥栖のサッカーをやる上で「サイドで推進力や突破力を見せる選手」を総まとめにそんな呼び名で行きましょう。
岩崎悠人が東アジア大会で日本A代表の10番を背負って以来、別人のような覚醒を見せてくれました。
新加入ジエゴも初年度から大活躍、右サイドで無類の存在感を見せていた飯野七聖は夏に神戸へ移籍するも長沼洋一という素晴らしい人材を完全移籍で獲得。佐藤響らもレンタル移籍するなかで、やはり岩崎悠人の動向次第では来季大きな負担が出てくるポジション。

真瀬拓海/ベガルタ仙台
1998/5/3      175cm/70kg
阪南大学から特別指定を経て2021年にベガルタ仙台に加入。鳥栖の試合での活躍が忘れられん。
初年度から37試合の出場と大卒ルーキーとしてブレイクを見せた。両サイドで働くことができ、攻撃的センスも抜群。
※記事作成中に仙台と契約更新

松村優太/鹿島アントラーズ
2001/4/13     173cm/63kg
めちゃ足速い。静岡学園で出場した高校サッカー選手権での活躍も記憶に新しい。去年の対戦時には彼のカウンターでゴールを奪われた。
両サイドで走れる若きエンジンを鳥栖に積み込みたい。

畑大雅/湘南ベルマーレ
2002/1/20      176cm/70kg
カヤワーク常連の畑大雅選手、やっぱりガッツ溢れる選手は見てて心地がいい。鳥栖のサッカーにおいては少し異様な光景になりそうだが、その歪(いびつ)さこそカオスな匂いがして楽しそうだ。
あの純真無垢な笑顔には塩むすびをあげたくなる。大雅、おにぎりが好きなんだな〜つって

志知孝明/アビスパ福岡
1993/12/27       177cm/70kg
禁断の移籍なるか…悔しいが、彼の推進力は魅力的だ…体格も良く、彼がいればサイドで主導権を握れる。左足でのクロスは正確でアシスト数も結果として残っている…残念ながら僕より顔がイケメンだ(スタッフゥゥゥゥゥ)

米田隼也/Vファーレン長崎
1995/11/5       173cm/69kg
めっちゃ足速そうな名前。
彼も両サイドでのプレーができる。順天堂大から長崎に加入後、コンスタントに試合に出場していて経験値もある。鳥栖のハヤブサとしてサイドを飛び回って欲しい(実際は走る)

渡辺新太/大分トリニータ
1995/8/5      171cm/68kg
昨シーズン、J2新潟から大分に移籍。自身初のJ1でありながら31試合の出場と手応えを掴んだ、スピードに乗ったドリブルと嫌なとこに顔を出して攻撃参加を見せられるところが魅力的。

仲川輝人/横浜Fマリノス
1992/7/27        161cm/57kg
説明不要のハマのスピードスター。2019年シーズンMVPを取ったが翌年以降は前田大自然の加入などもあり出場機会、得点など目に見える結果も着いてこないもどかしい時期を過ごしている。
ここからは「もし岩崎悠人が抜けるならこれくらいの選手が欲しい!」ってかなり希望願望が迸ります。

カルリーニョスジュニオ/清水エスパルス
1994/8/8        174cm/71kg
スイスのクラブから2020年に清水に加入、初年度から10ゴールをあげるなどチームに溶け込むスピードもハンパない、清水の10番を背負う逸材だが、ジエゴサンのおともだち欲しいでショ?

荒木大吾/京都サンガFC
1994/2/17      178cm/73kg
柏ユース出身、青山学院大学からJ1磐田に加入し4年目にして出場機会が増えてきたところで京都に移籍。持ち味のドリブルテクニックでもう一度鳥栖で華を咲かせて欲しいでショ?

CF

林大地、山下尊敬、酒井スペクタクル宣福が抜けるなど、負けず劣らず大きく動いたポジションには垣田、宮代という若手の逸材がロマン加入。梶谷という大卒ストライカーも加入したが出場機会に恵まれず、成長度合いが未知数。
シーズン開幕当初は「垣田のクローン作れ」「一家に一台、垣田裕暉」状態だったが、ある事件を境にコンディションを落としてしまった。
それと反比例するように調子を上げたのが「伸び代大成」こと宮代大聖である。7ゴールを上げ、チーム最多得点者、ボールタッチの技術はズバ抜けているのはもちろん、いままで2列目やシャドーストライカーとして魅せてきた宮代だが、サガン鳥栖でザ・ストライカー(中払大介)として素晴らしい成長を見せた。川崎フロンターレさんが待っていた「CF宮代大聖」としての完全体な成長を鳥栖で果たしたと言っても過言ではない。川崎さんいただきますね?

町野修斗/湘南ベルマーレ
1999/9/30       185cm/77kg
ニンニン!
今シーズン、J1で最もブレイクした選手の1人ではなかろうか。
履正社高校から横浜FMに加入も出場機会は0、北九州に移籍し、小林伸二監督のもと2年間の素晴らしい武者修行を経て湘南に加入、今季最終節の結果次第ではJ1得点王の可能性も残している。
湘南ベルマーレの降格の可能性を限りなく減らし、町野自身の得点王への「道」をアシストしたサガン鳥栖で彼のさらに輝かしいステップが待っている。

鈴木唯人/清水エスパルス
2001/10/25        175cm/66kg
彼も今季素晴らしい成長を見せた選手だ。A代表に選ばれるなどシーズン開幕当初は誰にも止められない勢いがあった。
市立船橋から清水に加入、高卒でありながらここ3年全てで30試合以上の出場。
シーズン途中からチアゴサンタナ、北川航也の加入もあり最終節の結果も気になるところ(ゴクリ

河田篤秀/大宮アルディージャ
1992/9/18       177cm/77kg
完全に個人的ロマン枠です。
新潟、徳島、大宮と渡り歩いてきた選手だが、その全てのクラブでコンスタントに毎年のように二桁に近いゴールを挙げている。とにかく得点パターンが多い点取り屋。30歳とベテラン選手ではあるが、今季の堀米勇輝のような例もある。
ストライカーとしてのいぶし銀を今の鳥栖の若いストライカーたちに享受して欲しい。J1鳥栖で河田篤秀を見たい…

林誠道/ツエーゲン金沢
1996/4/4        178cm/70kg
今季J2得点ランク堂々5位の選手。
高卒でJ3鳥取に加入、2019年に11得点、2020年にはJ3今治で8得点。2021年にはJ2山形で6得点。2022年J2金沢で13得点。2023年にはJ1サガン鳥栖で9得点…という未来が見えんか?
ちなみに今治では原田亘と山形では現サガン鳥栖監督川井健太さんとの絡みもあり、ツエーゲン金沢さんとは松本大輔、孫大河、豊田陽平とお付き合いが深い(ハート)

エジガルジュニオ/Vファーレン長崎
1991/5/6       174cm/72kg
2019年にブラジルのクラブから横浜FMに加入、加入初年度からJ1で16試合11ゴールと活躍を見せたが、2020年夏にJ2長崎へ電撃移籍。昨シーズンは15ゴールとやはりJ2の生態系を乱すレベル。
長崎さんもうええやろ?彼を解放してくれ。

太田修介/町田ゼルビア
1996/2/23      176cm/70kg
おい!やべぇやつ見つけてきたぞ!(小並感)
ってぐらい無知だった自分を恥じたいほど、プレー動画を見て震えた(西野カナ)逸材。
今季J2得点ランク9位(11得点)と誰もが注目してもいい選手ではあるが、プレー動画はヤバい。オランダ1部で8ゴールくらい上げとんのか?ってとにかくプレーのスケールがデカい。
堀米勇輝との直接的被りは少ないが、彼も甲府U15→甲府U18という経歴を持つ。
恥ずかしながら、存在を存じていなかった選手なのでプレー動画を見た時の衝撃は宮代大聖並。
太田修介で鳥栖に革命をもたらそう!

さいごに…

ここまで読んでいただきありがとうございます!
候補の選手の名前だけプレビューしてくれた方もありがとうございます!
そろそろシーズンも終わり、いろんなメディアからいろんな「噂」が飛び交うとは思いますが、心を強く日々を過ごしていきましょう!
大丈夫です、なんだかんだで鳥栖はまた立ち上がるのです!

最後の最後に…

これは個人的価値観なのでシカトしてもらっても大丈夫です!

ここ数年、サガン鳥栖の経営状況も相まって、鳥栖に加入しては次のシーズンには別のクラブへ移籍しているという事案が続いています。
明らかな「ステップアップ」「挑戦」と取れる移籍もあれば、なかなか心の整理がつかない移籍もあったり…
それはもうどの鳥栖サポも覚悟はしているところ。
その大半が「お金の問題」であると認識しているなかで「もしかしたらクラブとしての質の問題なのか?」と思うところもあったりなかったりと…
もどかしい移籍に全ての心情、内情は読めないにしても、ここ数年で移籍した選手の多くは少なからず「鳥栖のために」と移籍を決めた選手もいるのでないかと思います。因果律が逆かもしれませんが、それをポジティブに捉えると「自分の成長のために」と割り切れる選手もいれば、まだ引っかかるところもあったり
遡って…全ての心情、内情は読めません。
自分はこの苦しい時期を共にサガン鳥栖の選手として戦った選手には感謝しかないし、移籍していった選手のおかげで今もこうしてJ1で戦えてるのは紛れもない事実であり、そこに対して愛を注げないのはあまりにも虚しいからです。
移籍したとしても「鳥栖戦以外では活躍しろよ!」と思うし、駅スタに帰ってきた時には拍手で迎えたいと思っています。
それが小野裕二、福田晃斗のような選手を生むため、待つためのサポーターの質のように感じるからです。

カヤフォン

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