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#26【主食持参】保育園の闇をみつめる

こんにちは!本日は木下さんのこちらのVoicy放送に関連して私の体験談を書きたいと思います。

放送紹介

「地方の少子化対策で女性が流出するワケ」
もうすぐ500いいね!突破しそうな勢いですね。地方の子育て期のお母さんにたいする厳しい風当たり、前時代的な保育園の現状について衝撃内容です。コメント欄もリスナーさんの濃厚な体験談が寄せられていますのでぜひぜひぜひご視聴ください。



いま利用している園について

今、私のこともが通っている(関東圏の公立)保育園ではこのような状況になっています。

・お布団カバーはお手製(名札縫い付け)、週末に持ち帰り洗濯する
・毎朝、主食のお米を持たせる必要がある (副食とおやつは園が提供)
・連絡帳がアプリではなく紙の手帳(2024年度ようやくアプリ導入に!)

「お手製の強要とお米持参」、本放送のコメント欄とオープンチャット内ではかなり前時代的!と皆さん衝撃を受けられていましたが、そういえば私も入園説明会では「め、面倒くさすぎる…!!」とショックを受けたことを思い出しましました。ですが、いまやすっかり日常になってしまい、熱さが喉元を過ぎて忘れてしまっていました。
「今、大変なこと」がどんどん上塗りされていくのは、育児あるあるというか成長に併走しているとついそうなってしまいますね。。。
お手製要請については、ミシンを購入してまで取り組む熱意がなく、祖父母へ受注もできないため、こどもと生地を選び、知人の縫製家さんに外注することで回避しました。

私は結局、これらの制度の不便さを相殺するために在宅の仕事に就き、自分を変えることでやりすごしたんだと気づかされました。
木下さんの放送では、いつも私が個人の身に降りかかったこととして対処してきたことを、大きい構造(女性の産後の肩身の狭さ・現代では現役世代こそマイノリティであるという事実)で捉えなおすことができて勉強になり、小さい箱に閉じられていた思考の天井がパカッと開きます。

上記の体制については、保護者アンケートで反対の声が多いので(当然ですが…)、要望を反映して少しずつ変化が起きています。
今年度から連絡帳アプリが導入されたり、ハンカチ複数枚の持参がペーパータオル(使い捨て)導入で不要になったり、主食持参も「即時切替はできないけれど、全食提供へ向けて準備中」らしいので来年度にはなくなるのかもしれないなと予想しています。
(個人的には、米持参よりも「お手製」の呪いを解いて、登園バックでもお布団でも市販で購入できるものにしてほしいですが!)

それでも、園の先生方は保護者の意見に対してその都度、しっかり聞いて受け止めてくださるので、古めかしさ・不便さはあれど安心して利用させてもらっています。

これまでの園を振りかえって、今の園の良さに気づく

度々noteで家族の転勤について触れていますが、3歳で幼児クラスへ入園する以前には4回ほど保活を経験していて、何度も白目になりながら申請書類を記入してきました。今の園も再転勤が決定したとき、引っ越し先の1次募集には間に合わず、2次の空いているところにダメ元入れた保育園です。
そんなわけなので必要以上に見学や体験利用をしてきて、一時は給食調理員として勤務したこともあることから、ある程度はみる目が鍛えられたように思います!笑

今の園の良いところは、

・施設員に老若男女の偏りがない
・保育士の先生たちが疲れていない
・保育の先生、給食調理員、用務・清掃の職員さんと職務がわかれている
・保護者のリフレッシュのための保育利用を推奨している

なぜ私がこのような点を重要視するのかですが、これまで出会ったきた園では上記のとは反対の状況である園をみてきました。

特に保育の先生が施設の掃除や環境整備を兼ねるのはかなり大変です。
お迎えにいったときに先生がお疲れな様子で掃除したりしていると心配になりますし、お家でだって子育てしながら掃除するのは大変ですよね??
給食調理員として勤務しているとき、環境整備監査前などに清掃要因に先生の人手がとられたり、休憩時間が清掃時間にあてられピリピリしている場面に遭遇することもありました。
特に夏場、プールや外遊び中に見守る人員が減ることで事故がおきないかヒヤヒヤする瞬間もありました。常々掃除・環境整備を外注すれば先生方の負担は楽になるのでは?と思っていました。(費用面から実現は難しいと相手にもされませんでしたが。)

若くてかわいい女性の先生だけを採用していると声高に公言してしまう園。保護者から親しみやすいと評判ではありましたが、「若くて未婚の女性保育士=扱いやすい」という意図をオブラートにくるんで「スタバの店員のような明るさ」、「ディズニーキャストのような朗らかさ」を求めるようなのはどうなんだろう?と女性蔑視について考えさせられました。

親がパート勤務の場合、職場の勤務表のコピーを提出しなければいけない園。親がこどもを預けている間に自分の時間を過ごしていないかチェックの厳しい先生。「なるべくこどもはお母さんがみるもの」という考えの先生はどこにでもいるのかもしれませんが、そういう何かにつけ「母親の愛情・根性論」を持ち出してくる雰囲気はいまの園は全く無くありません。
いつも同じ先生ばかり朝晩、遅番に入っているということもなく、先生同士もべたべたしておらず、人間関係の風通しがよさそうなところをとても好もしく思っています。

まとめ

今日は、木下さんの放送に関連して、今利用している園について過去の園を振りながら書いてみました。
保護者の負担が減り、園の制度がどんどん便利になって、後々利用するご家庭がますます楽になればいいなと思います。それには、保育に携わる人の労働環境が好転し、過重な責務・労働で大変な思いをする先生がいなくなることがセットで重要です。

それでは、また!ここまで読んでくださりありがとうございました。

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