孤独とアメリカの朝食
飯坂街道で一人ぽつんとお店を運営していると、こんな悩みがある。
「孤独で寂しい」
もちろん仕事に勤しんではいるので、それなりに寂しさは紛れているのだが、時折ふと感じることがある。
平日となると、車通りもまばら、人通りと言えば、近所のおじいちゃん、おばあちゃんが
買い物に歩く姿くらい。
そんな時、僕は時折福島駅前に出かけて街の様子を観察に行くのだ。
週末が明けた平日の今日は、所用で駅前に出た。
そのついでに友人の働くカフェ「Vase」に顔を出した。
若者のパワーを見事に巻き込み影響を与えているのは彼だ。
時折、私は元気をもらいに彼と話しにいく。
私と彼はとても共通点が多い。だからこそ、なんとなく話していると安心してしまうのだ。
孤独と戦いながら時折生まれる不安のようなものが、払拭された気がする。
Aサンドを頼んだ。
食べるつもりはなかったのだが、ペロリと平らげてしまった。
アメリカの朝食のような美しい盛り付けはみずきちゃんが担当してくれた。
賑やかなプレートは私の孤独を紛らわしてくれるように感じた。
なるほど、食は見た目からとはよく言ったもので、そこまでお腹は空いていなかったのだが、出てきてから俄然食欲に火がついたのも納得だ。
Vaseではたまに夜営業をしており、クラフトジンや、変わり種のアルコールを中心に提供している。
私もジンが好きで、HOLONのジンをここで知った。
余談ではあるが、パッケージのイラストは当店でも飾っている"nagano Chisato"さんのイラストで勝手に親近感を覚えた。
ワールドカップも終わり、雪も降った福島市。
年末のカウントダウンが始まっているのを感じつつ、今日も仕事に勤しむ私であった、、、。
鈴木
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