神社と地獄のストーリー
最近話題の八幡竈門神社とかまど地獄。まさかここにストーリーがあったとは!?
以前、noteにも書いたことがあるのだが、最近鬼滅の刃人気のおかげで参拝客が鰻登りの八幡竈門神社。
鬼にまつわる伝承や神社を守るのが「水」の神様だったり、まるで鬼滅の刃のモデルのようではないか!!と今や大人気の神社である。
以前来た時には、神社から1番近くの「血の池地獄」に立ち寄った。
しかし、しかし!!本来行くべきなのは、「かまど地獄」だったのだ!!
八幡竈門神社には、鬼が作ったとされる99段の階段がある。
ここにはこんなストーリーがあるのだ。
鬼は八幡さまの言葉に一瞬手をとめてしまったがために、ミッションに失敗してしまい逃げて行ったのだ。
逃げた鬼は、二度と里に現れなくなったとある。
ところが、その後の鬼のストーリーは、この神社から車で10分。鉄輪にある「かまど地獄」に続くのだ。
「かまど地獄」のかまどとは、八幡竈門神社さんのお供え飯を供えていたことに由来するらしい。
そして、この「かまど地獄」にいるのは、どうも彼らしいのだ。
八幡様から逃げてきた鬼は、改心して良い鬼になって、悪さをする悪い鬼を押さえつけている。
あとちょっと。
あとちょっとでミッションコンプリートだったのに、話しかけられたために失敗したのだから、八幡様の作戦勝ちといえば、作戦勝ちだが、悔しかったはずなのだ。
なのに、改心して悪い鬼を退治している。お供え飯までもせっせと運んでいた可能性もある。
やるなあ八幡様。
実は私。この「かまど地獄」には初めてきた。
別府地獄組合に入っている地獄は、7つ。
まるで海のように美しい「海地獄」、血の池のような「血の池地獄」、白い池のような「白池地獄」、ぽこぽこと泥が丸く盛り上がるのがお坊さまの頭のような「坊主地獄」、温泉が豪快に吹き上がる「竜巻地獄」、そして、全く動かないワニのいる「鬼山地獄」。
「かまど地獄」だけは、茶釜に入ったたぬきのビジュアルも手伝って、まあ。見なくてもいいか。と思ってきた。
しかし、それは間違いだった。
ここは、地獄の中でも最強のテーマパーク!今までなぜ来なかったのか!!
「かまど地獄」には、地獄のほとんどが詰まっていた。坊主、海、血の池、白池、目で楽しむ温泉達がそこにはあった。
更に、極楽コーナーもあり、そこでは色々な温泉が楽しめる。足湯、飲む温泉、喉と美肌の温泉。
飲む温泉は、塩化物泉なので出汁のような塩分のある温泉、のどと美肌の温泉は蒸気の量がすごくてなんだか楽しかった。
その他、蚊取り線香の煙を使った実験もあり、まるでテーマパークに来たようだ。
飲食コーナーもあり、温泉プリンと温泉ピータンが人気らしい。
温泉ピータンとは、温泉卵のことなのだが、色がピータンのようになっているのでこの名前がついている。
これが美味しい!!
しかも、「かまど地獄」オススメのとっておきの食べ方を教えてもらった。
黄身が出るまでかじる。そのままでもとっても美味しいのだが、出たらそこに「かまど地獄」オリジナルの柚子胡椒醤油をたらす。
美味しいさ倍増!
ゆずの風味とマイルドな温泉たまごの味が口に広がり、これは何個でも食べれそう。
そして、この柚子胡椒のお醤油。かなり美味しい。
色んなお料理に合わせてみたいと思った。
更に感激したのは美しすぎる足湯だ。
この美しさ。
海のようなこ青い温泉には、シリカが溶け込んでいる。冷ました温泉に足をつけることができるのだ。
綺麗!!こんな足湯見たことない!!
興奮はとまらない。
しかもこの足湯は、温泉道に加盟しておりスパポートのスタンプももらえた。
温泉名人というゴールへ向かって1つ前進!!
タオルも無料で貸出し。
気持ちが良い。すごく気持ちの良いお湯だ。
温度も適温。つい手でも触りたくなって手を入れてみる。手の感触もとても良い。
そして、もう一つ驚かされたことがある。
砂の入っている足湯がある。足の砂湯だ。
砂の中に足を入れると、じんわり暖かく、砂なしとはまた違う良さがある。
こんなに楽しめる足湯は、入ったことがない。
最高だー!!!!
友人とおしゃべりしながら楽しい時を過ごす。「かまど地獄」の入場料は、大人400円(子供200円)。入場料でこの美しい足湯まで楽しめる。
毎週来ようかな。本気で考える。
しかし、この後悲劇はおこった。
スパポート。
入浴!!!!!
リュックまるごと足湯に落としてしまった!!急いで引き上げたが、スパポートがやばい。
えーーーん。
消えちゃうー!!
足湯に浸かっていた方から、凍らしたら良いよとオススメを受けた。
家に帰って凍らしたりしてみたが、スタンプ3つが読み取れない状況になってしまった。
くううううううぅー!!!
目指せ!91湯!!!
かまどの鬼さんを見習って、私も修行やー!
絶対また来よう。「かまど地獄」
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