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読書とカフェ

秋の始まりに、1週間の夏休みをもらうことになった。「休みは何して過ごすの?」同僚にそう聞かれた時に、自分にとって最高の休みの過ごし方、、、

頭によぎったのは、ブックカフェだ。

もちろん!温泉!にも行く気満々だが、質問に対して今回私が欲したのは、はブックカフェだった。

私は本を読むことが好きだ。合わせて美味しいコーヒーと甘いものも大好きだ。

全ての欲求を満たすブックカフェは、私にとってはなんとも居心地の良い場所。最高の空間だ。

悩み事や困りごと、考え方を切り替えたいとき、なんかつまらない!!そう思うと、私は本を読む。ノンフィクションばかりを読む。

高校2年生の頃、なんか毎日がつまらいと思っていた時期があった。活路を見出したい!というかなんかすっきりしたくてしょうがない衝動に駆られた私が手に取ったのは、田辺聖子さんの枕草子だった。

なんで、枕草子と出会ったのかはよく覚えていない。多分源氏物語を読みあさっていた時期があり、紫式部からの清少納言に興味がわいたのかもしれない。

枕草子を読んで、大袈裟に感じられるかもしれないが、高校生の私の生き方が無性に楽しく、楽になったのを覚えている。私はとにかく影響されやすい。この人すごい!!そう思うと、すぐに感化される。うん10年という月日を過ぎてもそのあたりはかえらない。

枕草子のどのあたりに感化されたというと、清少納言が敬愛していた、中宮定子さまにめちゃくちゃ憧れてしまったのだ。読んでからうん10年とたってしまったので、もしかすると捉え方が違うもしれないが、定子さまは失敗があったとしても、「死ぬほどのこと(問題)ではない」というという明るく、前向きで聡明、つらいことも笑い飛ばすようなキャラクターで描かれていたと記憶している。

本を通じて、メンターに出会えたような、なんともすっきりとした気持ちになれたこと。そんな気持ちになった時に、本を読むことって、めちゃくちゃ楽しいー!!!とすっかりはまり、今でもその気持ちは変わらない。

ゆったりと、雰囲気の良い居心地の良いカフェで、美味しいコーヒーを飲みながら、本から色々な人の考え方や経験を聞く。直接会って聞くわけではないけど、リモートに近い感覚で本は直接自分に語りかけてくる。

嬉しいことに、ゆったりと本を読むためのカフェが大分も増えてきた。

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湯布院にある、「ゆふいん文学の森」の太宰カフェ。こちらは、太宰治が住んでいた、東京都杉並区荻窪のアパート「碧雲荘」が、移築されたもの。2階では、実際に太宰治が執筆していた貴重な部屋も見ることができる。

1階のカフェでは、ピースの又吉さんが個人のお金で移築してくれた、太宰治が見ていたという「枯山水」を見ながらゆったりとコーヒーと本を楽しむことができる。

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なんだか、すごく贅沢。こんな贅沢な場所でゆっくりと本が読めるなんて、最高だ。

カフェには、さまざまな本が置かれていて、好きなものを自由に読むことができる。「輪廻転読」といって、自分が誰かに勧めたい!と思う本と、太宰カフェにある本を交換できる仕組みがあり、交換すればその本を持って帰ることもできる。とても楽しい試みだと思うが、ノンフィクション好きの私が読みたいー!!という本は残念ながら、その時はなかったので、持参した本をゆったりと読んで過ごした。

大分市金池町にも素敵なブックカフェができている。

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Bareishoten(バレイショテン)というお店。
入った瞬間に、心地よい良い匂いがした。

アロマか、おしゃれなお花屋さんに入ったような匂いがする。

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1千冊あるらしい本は、購入するとお茶しながら読むことができる。またカフェのみで、持参した本を楽しむこともできる。

販売している本は、普通の本屋さんでは見つけきれない感じで、とても楽しい。ノンフィクションも多数あり、読みたくなってしまった本を購入した。

本に加えて、コーヒーとチーズケーキも美味しかった。

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蜂蜜が底に入ったカフェラテも、めちゃくちゃ美味しかった。これは、この休みの間にもう一度行ってしまいそうだ。

大分市内には、他にもブックカフェがあるそうで、そこも行きたくて仕方がない。

居心地のよさ。美味しさ。加えて本から色んなことを教えてもらう。

そんな時間の取れる休暇は、本当に最高。

コロナで県外に旅に出れないし、このお休みは、地元でゆったり、有意義な休みを過ごしていこうと思う。


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