2024/04/06 幼稚園児になる

4月。新生活の季節。
我が家でもひとつ変化があった。


園服

今年度から長女が幼稚園の年少組になり、今日はその入園式だった。
昨年度の時点でプレ幼稚園クラスに通っていたため、全くのゼロからスタートというわけではないが、それでも一つの区切りである。
一年間のプレでだいぶこなれてきたものの、それでも行くのを嫌がることはあるので、当日どうなるかは少し不安だった。
しかし両親の不安をよそに目覚めから超ご機嫌。「おとうさん早く幼稚園に行くよ!」と急かされるくらいだった。
自分の準備にバタバタしていると、娘が妻に手伝ってもらって着た園服を嬉しそうに見せにきてくれた。
大きくなったなぁとしみじみ感じた。
普段から成長を実感することはたくさんあるが、それでも制服というのは不思議な力がある。
まだぶかぶかで服に埋もれているくらいだが、卒業する頃にはぴったりになっているのだろうか。まだ入園式だというのに気が早い話だ。


個性

入園式、当たり前だが3歳児大集合なのでてんやわんやではあるが、そこは幼稚園の人たちもプロなのでしっかりとされていた。お疲れ様です。
これまで見ることのない同い年の子供をたくさん見て、当たり前だがみんな個性があるなと改めて感じた。
席が近くになった子が小学生かな?ってくらいめちゃくちゃ静かで大人びていてびっくりした。はしゃぐ子をそっと静かに諌めたり、緊張してそわそわしている娘を穏やかな目で見守ってくれたりしていた。同い年ですよね?
上の兄弟とかがいるんだろうか。同じクラスなので仲良くしてくれるとうれしい。

式はつつがなく終わり、式中ずっと遊びたがっていた娘は嬉しそうに園庭で遊んでいた。
お気に入りの遊具があるので今日もそこに陣取り遊んでいたら、同じ遊具で遊んでいる子がもう一人いた。
今日はアイス屋さんごっこ?をしていたのだが、ふたりとも仲良くというわけでもなく、かといって邪険にするわけでもなく、各々雰囲気で一緒にアイス屋さんをやっていた。
ちなみにその子とはプレでも同じクラスで、最後の登園の日に一緒に遊んでいたらしい。
先の入園式でみんな個性が違うなぁと実感したが、その子はなんとなく娘と気質・空気が似てるような気がした(テンションの高さとか遊び方とか)。
同じクラスなので仲良く慣れると良いなぁ。


第一歩

これから幼稚園に通う娘になんて声をかけようかとふと考えた。
頑張ろうね、なんか違う。まだ本人はこれからどういった生活を送るのか、何をやるかもわからないのに無理な話だ。
友達たくさんできるといいね、これもなんか違う。無理して友達を作る必要はないし、本人がそれを望んでいるかもまた別の問題だ。
いろいろ考えて、漠然とした話だが「楽しんでね」かなと思った。
ほぼ初めての集団生活でわからないこと、困惑すること、なんなら嫌なこともたくさんあると思うけど、その中で何でも良いので楽しいと思えることが見つかると良いなと思った。

自分が幼稚園の頃のことはほとんど覚えていない。30年以上前だから当たり前かもだが。
ただ幼稚園の先生が自分の絵をすごく褒めてくれたことと、両親がそれをとても喜んでいたことを覚えている。
僕はそれがとても嬉しくて、幼稚園のお絵描きの時間はすごく楽しかったし、家でもチラシの裏にずっと絵を書いていた。
成長するにつれて少しずつ絵は描かなくなったが、大人になった今でもイラストを描いたりと趣味として続いているし、それがきっかけで得たものもたくさんある(最近全然描けてないけど)。
思えば幼稚園のころの楽しいと思った経験が始まりなのかもしれない。
大層な話ではないが、そういったものが娘にも見つかるとよいなと思うし、自分たちにできることがあればしてあげたいなと思う。

改めて、入園おめでとう。
楽しんでね。


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