風俗物語番外編〜あっさじーんと邂逅編〜

11/20 21と俺は東京に行くことにした。

そこで東京にいるTwitter界隈を常に騒がす伝説のワーキングプアに会いに行きたいと思い俺はDMを送った。

もちろんその人物とは

あっさじーんである。

彼とは面識はないが幸運にも俺がnoteを書いていることもあり、Twitterは相互フォローして頂いている。

彼が鍵を掛けようがブロックされない限り連絡を取れるのだ。
これはあさじんさんに会う上で非常に重要なことである。

何事もアポイントを取るのが風俗でも日常生活でも必要不可欠なのだ。

俺は彼のアポイントを取るために渾身の直球メッセージを会いたいよという気持ちを込めて送りつける。

ポーカーで言うなら3BBオープンといったところか。

ありったけのリスペクトを伝え彼の自尊心をくすぐり、かつギャンブル中毒御用達のすごろく(この時は興奮のあまりサイコロと表記してしまいました。)を行うため参加を促す。

これを断る理由があるのだろうか？

控えめにいって我ながら完璧である。

程なくして彼から返信が来る。
そして開かれたフロップがこちら。

残念ながら仕事があるそうだ。
つまり、フロップは完全なノーヒット。

しかし俺はこれくらいでは諦めない。
まだまだ食い下がるつもりだ。

すかさず俺はダブルバレルを打ち込む。

ダブルバレルを果敢に打ち込むもあさじんさんにはヒットしない。

仕事を急に休むというのは社会人としてあまりよろしくない。
普通ならここで諦めてしまうだろう。

しかし俺は諦めない。何故ならあさじんさんとすごろくがしたいから。

俺は意を決してトリプルバレルオールインを敢行する。

俺はやり切った。
きちんと彼に会いたい気持ちを嘘偽りなく3発のメッセージを通して伝えた。

あとは返信を待つだけだ。

しかし待てども待てども彼からの返事は来ない。

餓死したのかも知れない。

そう思い俺は彼と会えない悲しみと彼の生存確認を兼ねてTwitterで呟くことにした。

(我ながらアイコンきしょいな)

このツイートに返信が無ければ彼はこの世から抹殺されたことにして東京を楽しもうと決めた。

すると通知が鳴る。

どうやら彼は生きていたようだ。

かなり煽りポイントの高い顔文字を添えて彼からリプライが来た。

俺はすかさず返信をする。
レスポンスはスピードが命である。

若干キレ気味に送っているのは普通に顔文字にイラッとしていたからだ。

不快になってしまった方がいたなら申し訳ない。

仕事で無理なんだから、交通費とか飯代の問題じゃないってわかりません？(´-ω-｀)

彼はこう返信しているが返信をしない理由にはならないと俺は思う。




お気持ちは有り難いが本当に仕事は休めませんと一言返事をくれればよかったのに。。

俺はそう思いながらも彼は自分と会ってはくれないことを理解した。

中3で彼女にフラれた時、高校受験に失敗した時、社長の車を擦った時より悲しい気持ちになった。

こうして俺は彼に会う予定は立てれず東京に突撃することになった。

1日目を満喫し、2日目の昼に俺は衝撃の事実を目にする。

彼は仕事のためこの日は無理だと聞いていたが俺は幻覚を見ているのだろうか？

確認のために彼にリプライを送る。

ここで「セットで稼ぐのが仕事です」と返答があれば俺も納得せざるおえない。

理由としても一貫しているし、彼に非はない。

すぐに通知が鳴る。

意味がわからない。

俺は世間から見れば少し変わった職業のためかなりイカれた事態には対応出来る力はあると自負している。

しかしこれに関しては本当に意味がわからないのだ。

意思疎通というのはこれほど困難なことであるのことをこの時初めて知った。

まさかとは思うが嘘をついていたのか？

俺は確認するためにリプライを続ける。

俺が彼と意思疎通が出来ず完全にカイジに出てくるキャラクターと同じ焦り方をしているのが見て取れる。

そして彼から返事が来る。

彼は俺の質問に対して全く答えてくれない。

回り道をしてでも無理矢理有料道路を使わせようとするカーナビと同じ匂いを感じた。

俺は普段介護士として奮闘しているフィリア氏を心底尊敬した。

フィリア氏に翻訳を依頼したい気持ちもあったがその前に彼から返信が来る。

判断した理由も俺には理解不能だった。

「昼からだと夕方から夜勤だから無理だろうな」と判断して、お断りしました

ならセットをしてはいけないのではないだろうか。
完全に俺とのすごろくよりセットを優先している事実が垣間見える。

フィリア氏に現状を報告する。

フィリア氏は射精していた。
介護士としての業務を全うして欲しい。

ラインの直後彼から返信が来る。

最後に俺は彼と意思疎通が出来た。

まともな返事が来て俺は満足です。

追記

悲しい気持ちでいっぱい