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ネットスラングが使えない

タイトルの通り。
これはネタ書きの時は勿論、日常生活でもだ。

私の世代はPCや携帯が普及し始めた00年代に学生時代を過ごした為、2ちゃんねるの黎明期のような時期なのだろうか。

所謂、「ヲタク」というものが、ある程度認知され始めた時期だが、更に前の世代だと「ヲタク=侮蔑の対象」のような存在、そして、この時期だと「侮蔑される事がアングラのステータス」というような自負というか、斜に構えたスタンスが広がったというような印象を受ける。

なので、私としては未だに「ネット民=アングラ」という立ち位置なので、現状、市民権を得た(というより、若者文化に順応している)という状況にまだついていけてない。

いつの間にか2ちゃんねるが5ちゃんねるに変わり、触れていなかった時期に流行ったネットスラングやミームが発生し、ギリギリ認知していたのが「w」という「嘲笑」を表現する方法だが、それがいつしか「草」と言われ、「草生える」と変容していた。

それ自体は別に良いのだが、やはり日常会話の中で「○○で草」というような表現が使われるとむず痒くなる。

前述のように「嘲笑」を意味していたように記憶しているが、いつの間にか「爆笑」を意味するようになっているようだ。
「○○ニキ」「○○ンゴ」というようなワードも男女問わず最早お馴染みになってきている。

果たして意味を理解して使っているのか、周りが使ってるから何となく若者(あるいは変わり者、マイノリティ)っぽさを表現したいから使っているのか。


勿論、言葉は時代と共に変化していくものと理解しているが、私は未だにこういった言葉を使うのに抵抗がある。
今や死語となった「(笑)」がせいぜいだ。というか、それも使いたくないが、ドライな文章に思われないようにという事でやむ無しだ。

もう一点、使いたくない理由としては「イメージ」の問題で、語り手に対して受け手が抱くイメージがブレるというか、私のような考え方をしている人が抱くのは「うわぁ、やっちゃってんなぁ」というイメージで、そのまま受け止める言葉っていうのは果たして真意が伝わるのか?と思ってしまう。
逆に、「真面目に受け止めるな」という意思表示にも使えるのかもしれない。

何とも面倒な世の中になってしまったなぁ~と諦めてしまっている自分もいます。

クラシカルな言葉だけで感情や物事を表現するという事の難易度が上がるという状況は、ある種で言えば先進的、言葉に固執する事は原始的なんだろうか。

ならば私は原始的でいいや。ウホウホ。





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