良いストーリーは「流れ」から
流れを描けなければそこにストーリーは存在しない。シーンの移り変わりが滑らかでなければ物語は上手くいかない。ストーリーテラーの腕が試されるのは、ゼロから面白いアイデアを具現化することよりも、具現化されたアイデアを淀みなく流すことである。
物語の天才とはそれを言う。どれだけ突飛なアイデアでも、企画でも、設定でも、その流れが滞ってしまえば意味がない。むしろどれだけ凡庸なアイデアでも、使い古されていても、陳腐でも、滑らかにスルスルと流されれば面白い。
つまり物語の本質はそこにあ