【Mリーグ2020】プロの押し引きを学ぶ【GAME11】

天鳳特上卓で放銃率.150の自分が、プロの実戦の押し引きを振り返り、何とか放銃率を下げる努力をしてみよう、という趣旨です。

DAY6 GAME11

勝又プロが開局からいきなり中張牌をバラ切りして、さらに赤5m切りリーチ。

チートイっぽいけど、赤5mよりいい待ちって何だろう？と、字牌を切り出すにも毎回少し考えていた黒沢プロ。メンツ手の可能性も捨てきれず、スジの打2s。

待ちが絞りきれないので致し方なしですね。

7p3枚飛びで47pの待ちが少し厳しいと読み、赤5p切り辞さずの構えで道中のツモ6pを手の内にとどめて置いた瑞原プロ。結局47p待ちでリーチ。「赤5p切りの6p南のシャンポンで南狙いもあったかもね(解説多井プロ)」

痛い！いやでも人として赤入りリャンメンを赤なしシャンポンには受けづらい。

このリーチ対して、タンヤオ仕掛けでダブ東トイツ落としの勝又プロ。ドラ3とはいえなかなかダブ東には手がかからないよなあ。

結局流局しますが、終わってみればこの日の瑞原プロの風向きの悪さを象徴する局だったかもしれません。(リーチ空振りカウンター1)

勝又プロのリーチ。

マンズのチンイツ仕掛けを入れていた堀プロ、初牌の白とドラ西を抱えてさらにアタリ牌をキャッチ。切り牌の選択は初牌の白。

堀プロの白切りで、リーチの安全牌6mが堀プロに対して切れない瑞原プロ。メンツ中抜き…

勝又プロ難なくツモり、トップの堀プロに食い下がります。

瑞原プロの親リーチ。

東ポンの仕掛けを入れていた勝又プロ、愚形残りですが満貫が見えるためリーチの現物赤5mをすかさずチー。

あっさりカンチャンが埋まり無スジプッシュ。(パイレーツクルーの顔が青ざめる)

待ちの枚数が多い方が勝てるとは限らないのが麻雀ですが、無情にも瑞原プロのもとに7mが…

この満貫放銃はさすがに痛い。もっと早稲田の後輩に優しくして勝又プロ！(リーチ空振りカウンター2)

副露率8％の黒沢プロが白ポンの異常事態(？)
チートイイーシャンテンの瑞原プロ、悩んで4p切り。
「チー」

次巡チートイテンパイだけど…流石に5p地獄待ちには取れない…
「チー」

「ツモ、4000オール」
瑞原プロ「(私も張ってるんです…)」

好形イーシャンテンの瑞原プロから押し出されたドラ中をポンテン勝又プロ。

ここでアガられたらマズイと直ちに察知した堀プロがすかさずチー。

直後に勝又プロのアタリ牌4sを引いた黒沢プロ。純チャンが見えるこの手牌で1m切り。えっ、止まるの？

次巡の4mで完全にオリる黒沢プロ。すごい…

6p7mのシャンポンテンパイ拒否からのリャンメンリーチ。ドラポン勝又プロに勝負の瑞原プロ。

ゴリゴリ無スジを押して明らかにテンパイ気配の勝又プロが切った赤5sをチーする堀プロ。真っ向勝負…の7p落とし…？

え、張っちゃうの？

14sは勝又プロのアタリ牌、36mは瑞原プロのアタリ牌、7mが押し出される黒沢プロ。

こんな満貫アガれる人います？凄まじいアガりをもぎ取る堀プロ。(リーチ空振りカウンター3)

カン3pテンパイ取らずからの3メンチャンテンパイ。渾身のドラ切りリーチ瑞原プロ。今度こそ…

直後に黒沢プロに追いかけられ、

競り負ける瑞原プロ… (リーチ空振りカウンター4)

記事のテーマである押し引きとは関係ないんですが、せめて瑞原プロのリーヅモキャプ入れさせて下さい…

ドラ1sと2m、どちらも1枚切れのシャンポン待ちテンパイ、解説の多井プロはペン3sでも待ち変えさせたい、と言っていましたが、瑞原プロリーチを選択。

打2sテンパイを取らず、全て安全牌の789m落としとする黒沢プロ。ここは一時撤退と思いきや、とんでもないルートを見ていました…

789m落としの間にこんな形に普通なります？しかもここで3mではなく6mだったら逆転2着まで届く倍満テンパイでした…

勝又プロでさえピクッと驚く(多井プロいわく)黒沢プロからのロンの声。 (リーチ空振りカウンター5)

最後のリーチ以外は待ちの残り枚数も待ちの形もよかった瑞原プロ、無念の連続ラス…

僭越ながら、瑞原プロ本人の感想戦記事へのリンクを置いておきます。