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Mリーグ2019 UNEXTパイレーツ優勝の軌跡

かわうそ

みなさんこんにちは。

今日は麻雀プロリーグ、Mリーグのお話。

今シーズンの全日程が終了し、自分が応援しているチーム、UNEXTパイレーツが見事大逆転優勝を成し遂げました！

そこで今回は、パイレーツ優勝までの軌跡と最終日の戦いをまとめておこうと思います。

まずは最終日までを簡単に振り返り。
全8チームで争われたレギュラーシーズンは、8チーム中6チームが勝ち残り。パイレーツは昨年王者赤坂ドリブンズと最後の最後まで6位争いを演じ、最後の一枠に滑り込みました。

最終盤のパイレーツvsドリブンズの争いは以下にまとめています。

続いてレギュラーシーズンを勝ち抜いた6チームで争われたセミファイナルシリーズ。4チームがファイナルに進出できる戦いは、またもや進出ラインギリギリの4位通過。昨年、今年のレギュラーシーズンと不振にあえいでいた石橋伸洋プロが大活躍でチームを牽引。


そして迎えたファイナルシリーズ。まずはここまでの修羅場で必ず結果を残してきた頼れる舵取り役小林剛プロが大きいトップを取り最高の船出。その後、安定感抜群の小林剛プロがまさかの2連続ラスを引きますが、セミファイナルで痛恨のアガリ見逃しをしてしまった瑞原明奈プロが好調女流プロ対決を制してトップをもぎ取り、レギュラーシーズン終盤で5連続ラスという屈辱を味わった朝倉康心プロがチーム初役満となる大三元を成就させるなどチーム全員で奮闘し、ギリギリ優勝の可能性が残る点差につけた状態で最終日を迎えました。





最終日に行われるのは2ゲーム。最初に登場したのはセミファイナルシリーズ突破の立役者、石橋伸洋プロ。東場の親番で、石橋伸洋プロの持ち味が最大限に生かされたアガリが生まれます。

門前(鳴きを使わない)でじっくり高打点のアガリを狙うのがMリーグの主流ですが、このような鳴きを駆使してアガリを目指す麻雀は石橋伸洋プロの最も得意とするところ。昨年からなかなか結果が出ずに苦しんでいた石橋伸洋プロですが、一番の勝負所でも自分の麻雀を貫いて結果を残しました。
南場の怖い怖い不沈艦近藤誠一プロの親番、今期パイレーツを勝負所で苦しめてきた白鳥翔プロの親番で、いずれも近藤誠一プロからダマテンで3,900点の直撃をもぎ取り、トータルトップを走るセガサミーフェニックスをラスに落として石橋伸洋プロがトップ。その勝利者インタビューで、

石橋伸洋プロ

「小林さん、絶対優勝しましょう！」

もうね、号泣でした。


泣いても笑っても最終ゲーム、パイレーツはもちろん船長小林剛プロ。相手はMリーグのスーパースター多井隆晴プロ、Mリーグ2019で勝ちまくってMVPを獲った魚谷侑未プロ、Mリーグ最年長で最多出場の沢崎誠プロ。相手に不足なし。

ゲーム開始直後、逆転優勝を狙うアベマズ多井隆晴プロが魅せます。サクラナイツ沢崎誠プロから出たアガリ牌をわざと見逃して、優勝を争うセガサミーフェニックス魚谷侑未プロから3,900点をもぎ取るいわゆる「山越し」。
 

多井隆晴プロ

たかはる「(ドヤ顔)」

このシーンで爆笑してしまい、最終戦の緊張が一気にほぐれました。ありがとうたかはる。

しかし魚谷侑未プロも負けていません。直後に強烈なクロスカウンターが多井隆晴プロを襲います。

緊張で今にも吐き出しそうな声で「12,000点」と絞り出す魚谷侑未プロ。顔から一気に血の気が引いていく多井隆晴プロ。優勝争いの一角だったアベマズが大きな失点をしたことで、この後は実質パイレーツとフェニックスのトップ争いになっていきます。

東場終了時
魚谷プロ:36,200
小林プロ:28,000
沢崎プロ:20,100
多井プロ:13,700

そして勝負の分かれ目となった南１局。トップ目の魚谷侑未プロがクイタンでいち早くテンパイ。しかし小林剛プロがタンヤオには不要なドラの南単騎チートイツのダマテンで追い付く。無情にもドラが魚谷侑未プロに流れ、8,000点の直撃。

魚谷侑未プロ

いつものように表情は一切変わらない小林剛プロ。「(やってしまった…)」とすっと目を閉じる魚谷侑未プロ。これでパイレーツが逆転します。

そして迎えた最後の一局。魚谷侑未プロが最後の最後まであきらめない姿を魅せてくれます。

というわけで、UNEXTパイレーツが見事王者に輝きました！

UNEXTパイレーツ

船長、帰港。

UNEXTパイレーツ2

優勝シャーレ。

Mリーグ初年度が始まる際、どのチームを応援するか本当に迷いましたが、自分の麻雀スタイルに一番近いと思ってUNEXTパイレーツを選んで本当によかったと思っています。
また、パイレーツだけではなく他チームも一筋縄ではいかない選手ばかりで、本当に毎試合楽しく観戦することが出来ました。今年も10月から始まる予定のMリーグ3年目、もっともっとこの魅力的なコンテンツを周りに布教していきたいと思います(笑)。

それでは。



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