【ドラマレビュー】アンナチュラル エピソード4
※ネタバレを大量に含みます。ご注意ください。
エピソード4は好きな回のひとつ。とにかく内容が盛りだくさんでとても50分とは思えない濃さなので、レビューをどうまとめるか結構悩みました。
結果、今回は以下の三点を軸に見ていきたいと思います。時系列が多少前後するのはご容赦ください。
(1)エピソード4のメインストーリー。単独バイク事故で亡くなった男性の死因究明(とその息子の葛藤)
(2)最終回まで繋がる、中堂の過去の出来事
(3)大人の女性にいじられる久部
(1)エピソード4のメインストーリー。単独バイク事故で亡くなった男性の死因究明(とその息子の葛藤)
UDIラボメンバー、蜂蜜ロールを食べます。
弁護士であるミコトの母親からの依頼で、亡くなった男性のバイク事故の原因が過労なのかバイク故障なのか病気なのかを究明するために解剖が行われ、死因はくも膜下出血と判明。
しかしくも膜下出血が事故直前に起きたのか、事故の衝撃で起きたのかは現時点では分からず。
大人のゴタゴタに心を痛める息子くん。
父親の過労の原因となった蜂蜜ロールのお店に石を投げつけたり。
悲しい作文を書いたり。
その後椎骨動脈の組織から、死因が「外傷性椎骨動脈かい離」であることが判明。しかし、バイク事故当日の怪我ではなく、その一ヶ月前に何らかの衝撃で負った傷が事故当日に破裂したものでした。
家族の証言から、一ヶ月前の花火の日にもバイクで転んでいたことが分かり、一ヶ月前の転倒場所を探すことになります。
息子に対する風当たりや心情を考慮し、裁判をとりさげようとする家族に、「(旦那さんが)帰ってこないから(お金を)貰うんです」と説得するミコトの母親。エピソード1のあんぱんのシーンとピッタリ重なる言葉ですね。
事故現場調査に息子くんと、男性の同僚達に協力してもらうことによって、息子くんの心の傷も癒すミコト。ここも遺族に寄り添う法医学者であることを印象付けるシーンですね。
さまざまな人の協力があり、事故現場の特定に成功、監視カメラに残っていた実際の事故シーンを自分の意思で見たいとつげる息子くん。また父親を知る人達にたくさんの父親の話が聞けて、楽しかったと。強くなった。
エピソード4のLemonシーン。社長の指示で蜂蜜ロールを届けさせ、その帰り道で結果的に死亡するきっかけとなるバイク転倒を起こす男性。子供の将来を思い描く男性のシーンが印象的です。
(2)最終回まで繋がる、中堂の過去の出来事
ミコト、シュラスコを食べます。
医者仲間の女子会で、中堂が殺人罪で逮捕され、証拠不十分で不起訴釈放された過去を持つことを知るミコト。
ミコト、お菓子食べます。
UDIラボ宛ての脅迫状騒ぎで、ターゲットはミコトではなく俺だと言い放つ中堂。ちなみにこのシーンで中堂の自分への呼び名を「お前」から「三澄」に変えさせるミコト。関係一歩前進。
「どんな罪を犯したんですか」と中堂に詰め寄るもはぐらかされるミコト。
エピソード4最後に葬儀屋の木林から連絡を受け、遺族に無断でご遺体の検体をする中堂を目撃するミコト。UDI神倉所長に詰め寄ります。
ミコト「中堂さんはなぜあんなことを?」
神倉「中堂さんは他殺体として運ばれてきた自分の恋人のご遺体をなにも言わずに解体したんです」
衝撃を受けるミコト。このストーリーは最終話まで語られることになります。
(3)大人の女性にいじられる久部
ここからは特に断りがない限り、久部のセリフ中心に。みなさんも久部に感情移入してみましょう(笑)
脅迫状騒ぎの後、ゴシップ雑誌にネタ提供している自分に負い目を感じる久部。
「家まで送っていきますよ、送らせてください。」
ミコト「アキちゃんみたーい笑」
「アキちゃん…?」
ミコト「ついでにウチでごはん食べてく?」
「え…三澄さんって一人暮らしですよね…?」
ミコト「あ、ごめんこれセクハラか!忘れて!びっくりした~自分に引く~」
「東海林さん、女の人が部屋に男を誘うってどんな心境なんすか?」
東海林「その人のことが好き。または全く意識してないか」
「アキちゃんって知ってます?俺に少し似てるらしいんすけど」
東海林「(悪い顔で)あ、元カレ」
「元カレかぁそっちかぁぁぁマジか…」
ミコト芋ケンピを食べます。
「古い傷の成分、バイクのほうだったら(証拠が残ってる)?」
ミコト「バイク!(頭クシャクシャ)」
「(あ、うれしいい)」
一ヶ月前の事故現場調査用アプリを(恐らくGoogleマップAPIで)自作する久部。
ミコト「うちの六郎は優秀なんです~」
「(下の名前で呼んでくれてる、ドヤ顔)」
そこに現れるアキちゃん。
ミコト「私の弟」
東海林「初めまして。お噂は予々」
「知ってたんですか!」
東海林「アハハハハ」
「(嘘つくなんて)ホント最悪っすよ(涙)」
エピソード4の一番好きなシーンはここですね(笑)。久部くん、マジでその気持ちわかるぞ。
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