【人間vsミツバチ】昆虫が本能で作った密より人間が勘で作った密の方が美味しいに決まってるので作ってみた【人工ハチミツ】
どうもはじめまして川鵜です。
普段は自分のブログサイト川鵜戦記で自由研究的なネタを思いついたときに書いたりしているバンドマン兼、会社員の23歳男性です。
今日はあらゆる語弊を恐れずにひとつの問題提起をしたいと思います。
それは。
令和の時代に昆虫が作った密(ハチミツ)を食べてるのってよく考えたらすごく原始的じゃない?
という事です。
甘味が貴重な時代ならともかく現代でもハチミツが食べ続けられているのはなんか変な話だなと思う訳です。
そもそも川鵜があまり虫が得意じゃないというのもあるのですが、ふと思ったんですよね。
「ハチミツって別にミツバチの力を使わずとも成分とか分析して科学的には同じものが作れるもんなんじゃないの」
ってね
ミツバチは現代の人間の科学力では追いつけないハチミツの製造技術を持ってるってこと?
にわかには信じがたいね
そうはいっても実際今でも食べられているのはきっとミツバチじゃないとダメなハチミツの不思議が隠されてるんだろうなとも思うんですけどね。
今回はそんなハチミツに隠された驚きの製造技術にせまろう!!、、、、
ではなく…
人工ハチミツとかなんか需要ありそうだしとりあえず作ってみよう!!!!!!!!!!
をテーマにやっていきたいと思います。
「そっちかい」と思いました?
でもでも、いろんな理由でハチミツが食べれない人の新しい選択肢になれるんじゃないかって思う訳ですよ人工ハチミツは。
そんな人工ハチミツの開発も非常に有意義ではないかなと、、、
あと普通に昆虫ごときに人間様が負けているわけがないというプライドもある。
ということで
太古の昔からハチミツを作り続けているミツバチvs現代日本に生きる川鵜
どちらが美味しいハチミツを作ることができるのか勝負していきたいと思います。
まぁ川鵜は科学的な分析なんかこれっぽっちもできないので勘で作ることになるんですけどね。
【第一章】人工ハチミツを作ろう
まず、どうやったら人工ハチミツの製造に成功といえるのか考えてみましょう。
この手の人工フードでまず思いつくのは、カップヌードルに入っている「謎肉」じゃないでしょうか?
本当は大豆だけどお肉みたいな四角いアレですね。
謎肉を目標に人工ハチミツのゴールを設定すると自然と為すべきことが見えてきます。それは
錯覚です。
ハチミツっぽさを表現するには脳に錯覚をさせる必要があります。
つまり聴覚以外の全てで感じる全てが本物のハチミツとほぼ同じ情報であれば、そこにはミツバチの力は必要なくなってくるのです。
甘さ(味覚)
色(視覚)
お花由来の香り(嗅覚)
粘度(触覚)
逆に言えばこの4つさえハチミツに近づけば、ミツバチが使う正規の製造ルートを通らずにハチミツを作り出すことができるということなんですわな。
さぁ。前置きが長くなりましたが、今回人工ハチミツを作るのに使う材料の発表をさせていただきましょう!!
じゃん
こちらが人工ハチミツの材料です!!!!!!!!
近所のイオンで人工ハチミツの材料になりそうなものを集めてみました。
甘い液体である水あめを着色料で染めて、お花の要素は菊の花でカバーする作戦です。
…
いくぞオㇻ!!!!!!!
【第二章】ハチミツと水あめの比較
という事でハチミツ博士になってみました。
今回「人工ハチミツ」のベースになるのは”水あめ”なわけですが、、、
人工ハチミツを作る前にまずは本物のハチミツってどんな味だったったか改めて確かめておきます。
情報を正確にインプットして水あめの目指すゴールを正確に見定めておきたいと思います。
ハチミツレポート
まずは匂いを嗅いでみます
ん~ハチミツの匂い^^
匂いから甘さとハチミツを口に入れたときのジュワっとした感覚が呼び起されます。
そして粘度をみてみます
ある程度とろみがありますね。このたれ具合をよく覚えておきます。
次はお味チェック
うまい。
匂いと同じ味がしますね。
だいたいハチミツの事が分かったので次は水あめを調査したいと思います。
水あめレポート
そういえば水あめを単体で食べたことってほとんどないからどんな味だったのか全然覚えてないや。
えっ…
匂いがしない…
ハチミツの時は甘い匂いがしたのに水あめは全く匂いがしない…早くもハチミツと水あめの大きな違いを発見してしまいました。
違いがない方が人工ハチミツを作りやすいのに…幸先悪いですね。
次は粘度チェック
若干固いかな…?
ハチミツよりも重くてもったりしています。
実食
ああああああああああああああ
のどが…焼ける…!!!
ハチミツは口の中でゆるまって溶けていくんですけど、水あめは最初から最後まで攻撃力高めな感じです。
口に入れたときの体への優しさがない。
これで水あめとハチミツの違いについては把握したので向かう方向は定まりました。
いろいろ工夫してハチミツのクオリティまでもっていきたいと思います。
【第三章】人工ハチミツの錬成
さぁ皆様お待ちかね。人工ハチミツの製造にいよいよ取り掛かりたいと思います。
まずは粘度の再チェックを兼ねて器にはちみつをビューっと出します
。
次は水あめ
!?
…うわぁ。。。
ちょびっとずつ粘度チェックした時よりも粘度の違いが顕著に出てますね…。
いったん今器に移した2つはいったん置いておいて、今回の検証のキモである”菊の花”の出番です
とりあえず匂いだけ嗅いでみます。
おほーw
結構植物臭といいますか、草原の匂いしますね。
これを一回ザルにうつして水洗いします。
さっきの粘度チェックで全体と少量で感じ方の差が出るのを学んだのでお花一個でも一応匂いを嗅いでみます。
なんかいい匂いする。芳香剤的な香りがします。一度水洗いしたからなのか一個だけ取り出してるからなのかさっきより植物臭は減ってる気がします。
…で何をするかというと、、、
茹でます。
大量の菊を茹でまして、菊のエキスがたっぷり染み出たその”ゆで汁”で水あめを緩めてハチミツにします。
もう一度言いましょうか?
粘度が高い水あめを、菊のゆで汁で割ってハチミツにするんです。
完璧な作戦だ…
菊を飽きるまでゆでます。
しなっしなになったら完成です。
ゆで汁をすくって見てみると菊の成分が溶け出して黄色になっています。
ためしに飲んでみましょう。
あああああああああああ
ニゲニゲニゲニゲニゲニゲェエエ(苦い)
まぁちょっとゆるめるのに使うのでストレートはこれぐらいパンチがあった方がいいでしょう。カルピスの原液みたいなもんさ。
最初に器に出しておいた水あめに菊のゆで汁を少しずつ注いで、ハチミツと同じくらいのとろみになるように調節します。
gifだと伝わりづらいですが、目を閉じたらどっちだかわからないくらい同じなとろみ具合になってます
粘度、甘さ、香りがこれでハチミツになっているはずなので残るは色ですな…
着色の儀
参る。
これを…
水あめにちょびっとだけ入れて…
?????????
オイ!!!!!!!!
リアルゴールドじゃねぇか!!!!!!!!
※リアルゴールド-黄色いジュース
だれがパワージュース作れって言ったよ。
しかしこうしてみると人工ハチミツ…いかにもケミカルな見た目が逆に人工物感をいい感じに表現してていいかもしれないな…
さぁいよいよ完成した人工ハチミツを食べてみたいと思います…!!!!
【最終章】実食:人工ハチミツ
それでは実際に、人工ハチミツが本物のハチミツにとれだけにじり寄っているかか食べ比べてみたいと思います。
ハチミツのレビュー
まずは改めてハチミツをひと口食べてみます。
あぁ~やっぱうまいわ
ハチミツの特徴
・味覚ー甘い
・嗅覚ー甘い
・触覚ーとろとろ
・視覚ーハチミツ色
水あめと比較して特に違う所は”匂い”と”とろみ具合(粘度)”ですね
口に入れたときにハチミツはすぐ溶ける感じで香りも強いんですけど、水あめに比べて甘さとかの成分が細かいから香りも立ちやすいし口の中でも溶けやすいのかなと思います。
まぁハチミツ博士はすべて勘で研究をしているので実際のところは知りませんがそんな感じがします。
人工ハチミツがどれだけこのハチミツのクオリティに迫ってきているのか楽しみです。
人工ハチミツのレビュー
色と粘度については既にチェック済みなので、まずは香りからチェックです…
する!!!
ハチミツとはやっぱ違うけれど…でも菊の花のいいにおいする!!!
水あめに香りをつけること自体は可能ってことだと思うので香料のクオリティがあがれば本当に水あめがハチミツに化けることは可能かもしれない!!
じゃぁ…肝心のお味の方は…!?
青臭い!!!!!!!!!!
苦い!!!!!!!!!!!
人工ハチミツの特徴
・味覚ー苦い
・嗅覚ー菊の香り
・触覚ーとろとろ
・視覚ーリアルゴールド
大失敗!!!!!!!!!!
勝者:天然ハチミツ
ハチミツってすごいや!!!!!!!!!!
【最後に】
さぁここまでお付き合いいただき誠にありがとうございます。
今回は私、”ハチミツ博士”こと川鵜は人類の食文化に新たなイノベーションをおこすべくハチミツに対して一つの投げかけをしてまいりました。
それは「ハチミツって別にミツバチの力を使わずとも成分とか分析して科学的には同じものが作れるもんなんじゃないの」という事ですが、実際のところはどうでしょう。
結論は
「ミツバチってすごい」
ってことですわ。
ミツバチなめたらいけません。勘じゃこんなすごいもの作れません。
作れたらとっくにみんな作ってるわってね。
ということで
みなさんもオリジナルの人工フードを作って人類の食生活にイノベーションをおこしてみてはいかがでしょうか?
うまくいけば特許で死ぬまで遊んで暮らせるかもしれませんよ。
では。
「おまけ」
余った菊の花はおひたしにしたら美味かったわよ。
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