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2021-10-19/20

火曜日。小雨降る朝、散歩に出ないでいようと思っていたら「雨でも散歩はできる」とカミさんにお尻を押されたので、月曜の寒さを警戒してトレントシェル・ジャケットの下にベターセーターを着て外出。

傘は持たず、キャップを被りジャケットのフードをその上から広げ、手袋もして歩き出す。小雨であるからまったく雨も気にならずに海へ。海風がほとんどない分、気温は12度と昨日と同じだが体感温度は下がらない。それにベターセーターはフリースとウールが合体したいようなものだから汗ばむほどにぽかぽかだ。

雨の日は砂浜の歩きやすい。雨によって砂が固まるからだ。それに歩いている人も少ない。ランニングを日課にしている人か、犬の散歩をしている人しかおらず、ラジオ体操の群れもいない。静かにフードの仕切られた視界に集中して海岸を歩く。

------というところまで水曜日、大船ルミネの<スタバ>で打ち込んでいたら、もう会計終わってバスに乗ったとカミさんから連絡あったのでiPadを閉じる。水曜日カミさんは公休で通院のために大船に来たのでその間に<スタバ>で執筆していた。その後遠出するので重いものは持ちたくないので迷った挙句、iPad ProにMagic Keyboardを付けて持ってきた。こちらにはsimが入ってないのでiPad miniも持ってきたけど使ってる時間なかった。

それにいつも自宅でしか執筆はない。たまにカミさんの付き合いでこの<スタバ>に来るけど落ち着かない。二つの仕切られた<勉強・仕事>用のスペースでも並んで喋っている大学生がいるし、リモートワークで仕事の電話をしている人がいるし、椅子を動かすのに大きな音を立てている人もいる。AirPodsを持参するのを忘れたので余計に気になる。さらに言えばこの<スタバ>はルミネが開店する10時までトイレがない。

10時半に改札でカミさんと待ち合わせてすぐに来た熱海行きに乗る。水曜だからかまだ紅葉に早いからかグリーン車も空いていて連結部分のデラックスルームに座って缶ビール。小田原で乗り換えて箱根湯本まで。箱根に来るのは春に結婚記念日のお祝いに宮ノ下の富士屋ホテルで食事した以来。街道沿いを川の先まで歩いて<はつ花>新館へ。ここに来るのも随分久しぶり。ちょうど混み始める前で二階の窓辺の景色いい席に案内してもらった。

ビールと酒、そば味噌、板わさ、つまみ天ぷらを頼んでのんびりと酒を酌み交わす。開いた窓から澄んだ秋の空気が入ってくる席で向かいの河鹿荘と川を眺めながらゆっくり過ごすひと時こそが<食事の楽しみ>であって、持ち帰った料理や弁当を家で食べることは<食事の楽しみ>の一部でしかない。コロナ禍でずっと奪われていた人生の楽しみをより痛感した。

蕎麦で締めて駅近くの喫茶店でコーヒーを飲んでから小田原へ。駅の近くにできた商業施設<ミナカ>をぶらっと流す。14階で足湯。海や小田原城を見渡す景色のいい屋上にある。多くの人に混じってしばしリラックス。階下に出て駅ビルで蒲鉾などを買って帰路につく。

<はつ花>で食べた板わさは絶品だった。蒲鉾の里だけあって鮮度のいい上質な蒲鉾を分厚く切ってある。帆立の刺身のような味わいで絶品だった。添えられたわさび漬けもいいし、器の美濃焼きがいい。ビールを頼むなら一緒に是非とも。

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もしも、私の文章で<人生はそんなに悪くない>と思っていただけたら、とても嬉しいです。私も<人生はそんなに悪くない>と思っています。ご縁がありましたら、バトンをお繋ぎいただけますと、とても助かります。