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2021-10-02

あけましておめでとうございます。そう、緊急事態宣言明けで<禁酒法>も解かれ、鉄仮面の総理もまもなく去る。コロナも一時的かも知れないがかなり沈静している。インフルエンザのように季節ものであればまた12月にはウイルスは暴れ出すかも知れないが、まずはおめでとう。お互いがんばって来ましたよね。

カミさんの務める病院でコロナ患者の通院カクテル療法の受付も金曜で終わり、病院と県の窓口となって9月には88時間の長時間残業となったカミさんも土曜でお役御免。午前中に退院となった患者に午後体調を確認したところで帰宅。カミさんはじつによくがんばった。毎日4時前に目覚めて5時半には家を出て帰宅が21時半なんて日々がつづいたのだ。

もちろんそうなると家族も巻き込まれる。夕食は胃に負担のないものを毎回少しだけ用意しておく。それでも食べないで寝ることがあった。私は猫と二人で食事を済ますのだがカミさんがいないとなると適当に残り物で済ます。夕食は麺やパスタなどで済ましたい時も多いが、麺類は作り置きが聞かない。猫もふだん夕方には帰ってくるカミさんがいつまでも帰宅しないので諦めて寝てしまうが、それだってストレスに違いない。

だが戦いは終わった。カミさんの病院で受け入れたカクテル療法も患者さんはすべて回復したそうだ。めでたいではないか。だから土曜日は帰宅したカミさんとみなとみらいへ。母からカミさんへ小遣いが出たのでカミさんのブーツを買いに行く。カミさんはボロボロになるまで靴を履き潰す人で、冬のとても寒い日にしか履かないロングブーツもヒールがボロボロになっている。けして高いものではないアウトドア・ブランドのブーツもヒールだけ修理しようとすると1万円くらいかかる。

もう少し実用的で丈夫で雨雪に強くて軽くてデザインがシンプルなものはないか。昨年の冬から考えていたらいいのがあった。<ブランドストーン>というオーストラリアのブランドのサイドゴアブーツだ。みなとみらいの<マークイズ>に<ブランドストーン>を扱っている<ナチュラル・シューズ・ストアズ>がある。目指したお店はここだ。

問題はカミさんが気に入ってくるかどうかだが、試し履きしてみてすぐに気に行ったようでそれを即決で購入。27,500円だった。接客してくれた店員さんがとても感じ良かった。押し付ける感じがなく、淡々とブーツの特徴について説明してくれるのが好感持てた。<ブランドストーン>は数足持っているそうで、雪でも先日の台風でも問題なかった、さすがにアイスバーンは無理でした、私、新潟にいたので、と話してくれた。Iさんありがとう。彼女が書いているお店のブログはたぶんこれだと思います。

<マークイズ>を出ると改装工事中の横浜美術館前の通りは、外出自粛明けの人々でかつての週末のように賑わっていた。<ランドマークタワー>から<日産本社>方面に通じる広場のような通り。陽気もよいのでマスクをしながらも人々はホッとして寛いでいるように見えた。私たちもその中の一員となってのんびりと<そごう>に向かってゆっくり歩いた。

16時半。<そごう>のレストランフロアは人まばら。元々夜は少ないのだろうが、自粛明けとはいえまだまだ少ない。<竹葉亭>に入って奥の個室に初めて案内してもらう。貸切状態だ。<禁酒法>期間中は外食する気にならず、感染拡大中はもちろん外食は自粛。カミさんは医療従事者であるから尚更のこと。<竹葉亭>もずいぶん久しぶりのことだ。目の前に刑務所の面談室のようにアクリル板が設置してある。これではビールを注ぐこともできない。が、お客様がご都合で動かす分には構わないとのことで、カミさんと対面するアクリル板はテーブルの隅に寄せ、店員さんが運んできたキリンビールをコップに注ぎ、お互い出た言葉は「疲れたね〜」だった。

もしも、私の文章で<人生はそんなに悪くない>と思っていただけたら、とても嬉しいです。私も<人生はそんなに悪くない>と思っています。ご縁がありましたら、バトンをお繋ぎいただけますと、とても助かります。