朝日・カツカレー・蒸し野菜/2021-10-27の日々の泡、
水曜日。朝、短パンで走る。快調で走る毎にペースが速くなる。体調の良さに感謝。海岸の西、浪子不動で桜山から昇る朝日を見た。海面のゆらゆらに反射されて美しいこと! 見られたのはほんの二、三分。すぐに雲に隠れた。見られたことはギフトである。感謝です。
戸塚に出てスポーツ店をぶらぶら物色して何も買わず、13時半過ぎ、ずっと気になっていた<菊屋食堂>に入る。トツカーナの駅と離れた棟にあります。牛丼屋のようなコの字のカウンターしかないのでコロナ禍隣の人と近くなるのが嫌で入らずにいたが、ランチタイム過ぎて店内の空いてる様子なので思い切って入ってみる。トルコライス、オムライスも旨そうだが、ここは男らしく?カツカレー。食券機でカレーライス(中)とトッピングのロースカツを選ぶ。1,000円。
14時までのランチタイムには、飲み物(ホットコーヒー、アイスコーヒー、スープを選択)、サラダ(マカロニサラダの小鉢だった)、ゆで卵がつく。スープを飲みながらカウンターの奥に半分ほど見える厨房を眺めていると、カツはフライヤーでその都度揚げている。これは期待できると思い、ゆで卵の殻を割って準備。マカロニサラダも平らげる。
やがておばちゃんが運んできてくれたカツカレーは、この世で考えられる理想のカツカレーであった。楕円の大きな皿に左にはライス、右にはカレールー、真ん中に細く切ったカツ。福神漬は小皿に別盛りで茶色いやつ。ゆで卵を半分にしてルーの上に載せる。これで完璧だ。ゆで卵も黄身の色が二層になっており中心はオレンジ。すべて黄色に固ゆでしてしまうのは邪悪である。
カツはスプーンでも切れやすい薄さ、カレールーは玉ねぎをよく炒めた甘味の中に辛さがほんのり、色も味付けも濃いめでカツのソースがわりになるほど良さ。すべてが理想のカツカレーであった。めちゃくちゃ旨かった、と言うのが恥ずかしいので、「とても美味しかったです」とおばちゃんに言って店を出た。
昼にカツカレーを食べたので夜は軽く済ませたい。しかし圧力釜には玄米がセットしてある。炊かないとならないが、今夜は食べたくない。どうしようか考えて、根野菜をかき集めて蒸し野菜を作ることに。イメージとしては、由比ヶ浜のイタリアン<マンナ>で落合シェフに聴いた作り方を真似る。ブロッコリー、カリフラワー、ひらたけ、ズッキーニ、ジャガイモ、さつまいもをフライパンに並べて、クレイジーソルトを降り、オレガノ、ローズマリー、ニンニク、唐辛子、バター、オリーブオイル、酢、白ワインを入れて蓋をする。中火で蒸気が出るまで待ち、蒸気が出たら弱火で15分、火を止めてさらに5分蒸す。これもびっくりするくらいに美味しくできた。酢とワインは同量でそれぞれ50cc。野菜はあるもので、ぜひお試しを。
もしも、私の文章で<人生はそんなに悪くない>と思っていただけたら、とても嬉しいです。私も<人生はそんなに悪くない>と思っています。ご縁がありましたら、バトンをお繋ぎいただけますと、とても助かります。