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文章を構造化する

50日間投稿を続けてようやく気付いた事がある。
読みやすい文章を書くのに必要な能力は地頭でもセンス(書き方)でもない。

スキルだ。

この記事を読んだ方がそのスキルを早く学べる様に少しだけだがお手伝いしたい。

下記の図を見てほしい。

読みやすい文章に必要な条件

これは僕なりに調べたり研究して学んだ、分かりやすい文章にある要素(分かりにくい文章に欠けている要素)である。

その中で、今日は最初の項目、構成の構造化について話したい。

構成の構造化

本を読んだ時に「読んだだけで頭が良くなった(気がする)!」という体験はないだろうか?
このような文章を書ける様になることが、文章を構造化するメリットだ。

特に、コンサルタントが書いた本が分かりやすいのはこれが背景にある。
流れを整理すると、
 文章が構造化される→頭に入りやすい→それをベースに読者の思考が進みやすい→頭が良くなった
というメカニズムである。

人間は考える生き物なので、下地が整理されているほど思考が進みやすい。
スポーツにおいて、整備されたグラウンドの方が選手のパフォーマンスが上がるのと一緒だ。

つまり、文章を構造化するのは自分のためというより、読者の思考を一段階アップグレードするためといってもいい。
逆に言えば、自分自身の知力も得ている情報の質に依存しているのである。

文章を構造化するためには?

文章を書き始める時に、まずは構造チャートを作ろう。

そもそもhtml自体がツリー構造なので相性もいい

伝えたいテーマをまず決め、
 ①それを裏付ける根拠(各論)を並べる、その根拠(各論)に応じた詳細を書く
 ②論点を書き、具体的な方法を書く
 ③読んでいる読者の心理的な変化を辿って書く
  例)投資関連の文章なら、警戒→安心→納得の流れで書く

僕は上の三つの構成が多いと思う。
他にも色々あるので研究してほしい。

手で書くと修正が面倒なので、マインドマスターを活用するのがおススメだ。
https://www.mindmeister.com/

アプリ版もある。

1時間の文章を書くとき、
 ①20分で構造を考える
 ②10分で資料を作る
 ③20分で書く
 ④10分で校閲
という様な配分だ。

注意点だが、いきなり思いついた事を書き始めると書いているうちに思考がぐちゃぐちゃになるので先に構造化した方がいい。
もちろん書いているうちに閃いたのであれば仕方がないが、後で手直しするとなると文章全体を見ないとならないので本当に面倒くさいし、仕事終わりだと頭回らないので大変。

書きなぐり形式にもそれなりにメリットはあるのだが、読者の思考を引き出すという本来の目的とは異なる。

構造化の作業は習慣化させるとそこまで負担にならず、より読者のためになるので、僕も引き続き意識していく。

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