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親は身近な攻略本

娘が学校を休みたいと言ってきた。話を聞くと娘らしいな。と思うような心の状態で、心配はしてるんだけど、少し微笑ましかった。

泣いちゃうのが嫌

そう聞いた時に「あぁそういう年になったのね」と、成長を感じた。

うちの娘は泣き虫だ。すぐ泣く。



弟が怒られているだけで、怖くて泣くのだ。自分に怒られているような感覚になるんだって。優しすぎて、心に寄り添いすぎるから、心の波紋に敏感なんだろう。わたしはどっちかというとそういう感情については鈍感だし、すぐ忘れる。お腹さえ満たされれば機嫌が治る。単純なのだ。

相手の感情なんて、考え込んだって無駄。そう思うことさえある。わかるはずがないことだし、移り変わるものだと思っているから。

子どもの世界は、きっと目の前にあることだけだし、それがこども達の生きている生活の全てだと思う。大人は目の前の人以外の居場所へ移動できることを知っている。それは大人にしか分からないことなのだと思う。


インターネットがこうやって普及して、5Gの世界がもうそこまできてる。

5Gってギガとかじゃなくて、インターネットの世代とゆう意味なのを、つい最近知った。1Gがピッチや折りたたみ式の携帯を使っていた頃のことだとすると、確かにインターンネットの世界はものすごい早さで進化している。一人一台スマホ時代だもんね。

5Gの世界は、時差がないのだと思った。時差がなくなれば、ライブ配信に時差がなくなったりとコミュニケーションが円滑になってくる。もう時間や場所に対する制約ない時代が来るのかも知れない。

学校に行かなくたって、インターネットさえあれば、自分が興味ある、教えて欲しい先生のオンライン授業を受けることができる時代が来るだろう。目の前の世界が狭い世界だったんだなと気づくのが、もっと早い年齢で理解できる日が来るだろうと思ってる。今学ばなくたって、もう少し年齢が上がってからの方が理解力が上がって、時短じゃない?とも思ったり。

だからいいのだ。知りたい!という意欲さえ失わなければ学校なんて行かなくたって。

でも、今回の彼女の心の成長は、学校に行かなきゃ気づけなかった学びなのだと思う。そうそう、こういうことを学ぶ為に学校に行くのよね。とも思った。そして人とのコミュニケーションにトラブルが多い子こそ、どんどん取り残されていくだろう。

一方向の考え方しか考えられない。気持ちを無視する。意地悪。口が悪い。相手をコントロールしようとする。そんな子はきっと一人ぼっちになるはずだ。と、こっそり呪いをかけようと思う(思いっきり私情)

介入はしないけれど、私の大好きな娘の心を傷つけるなんて、まぁまぁ…いやっ…リアルに本気で許さんと思っている。


学校を休んだのは1日だけだけど、娘の一番の味方は家族だし、休んだっていいんだってことを知ってもらえた。彼女の人生の地図に逃げ道を追加してあげられた。一本道じゃない。寄り道は寄り道の楽しさがある。目の前に穴があるのがわかっているなら、迂回ルートだってあるもの。手段の数が増えたとてもいい時代だ。

親は悩んだ時の身近な攻略本だと思ってもらえたらいいなと思った。



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